ファーゴ 96・米・98分
(監・脚)ジョエル・コーエン、(出)フランシス・マクドーマンス、スティーブ・ブシェーミ

ミネソタ州ファーゴで起きた事件をもとにした話。借金に困った中年男が、妻の誘拐を二人組の男に依頼し、妻の父から金を取ろうと計画した。しかしその事件を担当した女性警官に次第に追い詰められていく。

緊迫したサスペンスというより、のんびりしたサスペンス。金に困って短絡的に犯罪を犯してしまう人の様子がうまく描かれている。女性警官のとぼけた表情には少々戸惑うが。







ファイト・クラブ 99・米・139分
(監)デヴィッド・フィンチャー、(出)ブラッド・ピット、エドワード・ノートン、ヘレナ・ボナム・カーター

悩みを持つ人が悩みを打ち明けあうセミナーに、嘘をついて入りこんで楽しんでいた男が、一人の理想とする男性と出会った。そして彼と喧嘩のクラブをつくり、それにのめりこんでいく。

話がどこに行くのかわからないまま、奇妙な方向に向かっていく、変わった内容の映画。苦笑をさそう場面も、二人の役者の真剣な演技でまじめに苦笑してしまう。








ファミリー・ビジネス 89・米・114分
(監)シドニー・ルメット、(出)ショーン・コネリー、ダスティン・ホフマン

じいさんが泥棒で、父も今は肉屋で働いているが以前泥棒、そしてその息子が学校を辞めて、報酬100万ドルの楽な泥棒をやると言い出した。父は猛反対するも、じいさんと息子で仕事を行うことに変わりはなかった。

あらすじだけを追っていき、予定通りに進んでいくといった感じの内容。細かな点がほとんどない。まあ、敷居を下げれば十分見られる出来。















ファミリー・プロット 76・米・121分

(監)アルフレッド・ヒッチコック、カレン・ブラック、ブルース・ダーン

あやしげな霊媒師の仕事をしている女性が、とある老女から遺産の相続人を捜してくれと頼まれた。それを同居している男と探し始める。

ほのぼのサスペンスとして話の筋が良い。お互いカップルってなところも珍しいし、霊媒師なんてところもコミカルでいい。映像面は物足りない感じがするが、十分楽しめた。
















フィアレス 93・米・122分
(出)ジェフ・ブリブリッジス

飛行機事故に遭遇した男が、恐怖心をなくし、自ら危険な目にあおうとし始める。そんな彼と娘を事故でなくした女性が出会い、事故から立ち直ろうとする。

映画の中で描かれる症状が現われることがあるのかもしれないが、周りに理解されない=映画を見ているほうも理解不能ということになる。もっと分かるように描いてくれないと、見ていても面白くない。








フィールド・オブ・ドリームズ 89・米・107分
(出)ケヴィン・コスナー

農場をつぶして野球場を作れば彼らがやってくるという、お告げを聞いた男が、作物を刈って野球のできる場所をつくった。周りからは馬鹿にされるが・・・。

大筋の話はとてもいいのだが、もっと苦労して球場を作って欲しかった。農場に造る絵はいいのだが、農場だから割に簡単に球場が出来ちゃったという感じ。しかしこれを日本版にして、往年の名プレイヤーが現役バリバリで対決しまくるというシーンがあれば涙ものだ。







フィオナの海 94・米・103分

母親が死に、一人の少女が小さな島にすむ親類の家に預けられることになった。その島では、ゆりかごに乗った赤ちゃんが波に漂っていたという噂が流れていた。

厳寒の海で幼子が小さなゆりかごに揺られ、裸で一人生きていくという設定はかなりきつい。最初は伝説的なものだと思っていたが、実際出てくるとは。つくりは普通。







フィッシャー・キング 91・米・137分
(監)テリー・ギリアム、(出)ロビン・ウィリアムス、ジェフ・ブリッジス

ラジオの司会の言った冗談が原因で殺人事件がおきてしまう。それを気に病み、うつ病になってしまったラジオの司会の男が、事件で妻を殺された男と出会う。そして二人でキリストが最後の晩餐に使ったという、聖杯を探し出す。

出だしは良かったのだが、不器用な女性に恋するところは、いかにも作り物っぽい。せめてきれいな心の持ち主とか、何かしらの深い関連がある女性にしないといけないと思う。それがために、またロビン・ウィリアムスの妙な役っぽい演技が鼻につき、面白く感じなかった。















フィフス・エレメント 97・米、仏・127分
(監・脚)リュック・ベッソン、(出)ブルース・ウィリス、ミラ・ジョヴォヴィッチ、ゲイリー・オールドマン、イアン・ホルム、クリス・タッカー

巨大で邪悪で肥大を続ける物体が、地球に向かっていた。このままでは地球は滅亡してしまう。それを防ぐための5つのエレメントを集めねばならなかった。そしてその中心となる一人の女性と、彼女を助けようとするタクシー運転手の悪戦苦闘が始まった。

未来の様子を頑張って表現していて、その点はとても良いし、エレメントに関してよく分からないけど、宇宙人を登場させて壮大なストーリーを展開している点も良い。ただ、クリス・タッカーが演じるエンターテイナーが、何の関係もないのに出てきてから話は脱線してしまい、この映画の品位を落としてしまった。さて、ブルース・ウィリスはこのとき41くらいか、彼の髪に近づいている私は、彼の頭とミラ・ジョヴォヴィッチがやはり気になりました。今はまだ私の頭が勝っているはず。35だけど。とほほ。


















フィラデルフィア 93・米・125分
(監)ジョナサン・デミ、(出)トム・ハンクス、デンゼル・ワシントン、アントニオ・バンデラス

同性愛者でエイズに感染した白人弁護士が、会社から解雇された。会社を訴えようとしたが、エイズへの偏見からなかなか引き受けてくれる者がいない。そんなとき、黒人弁護士が彼の弁護を引きうけた。

裁判ものだが派手な法廷ドラマがあるわけでもなく、現実に近い形でしっかりつくられている。トム・ハンクスの演技も素晴らしい。















フール・フォア・ラブ 85・米・107分
(監)ロバート・アルトマン

モーテルで暮らす女性のところに、トラックで男がやってきた。愛憎渦巻く彼らの関係が次第に明らかに。

内容は内輪のもめごとといったところで、金がかかってないし特徴もない映画。














フェアリーテイル 97・英・98分
(出)ハーヴェイ・カイテル

森の小川で遊んでいた少女二人が妖精を見つけた。周りの大人は誰も信じなかったが、彼女らが妖精の写真を撮ったことで、世間は大騒ぎになる。

とんぼみたいな妖精がふらふら飛んでいるのが出てきて少々不安になったが、うまい具合にドラマと混ぜて不自然さをなくしている。ハーヴェイ・カイテルが全体を引き締めて、うまくまとまった仕上がり。















フェイス・オフ 97・米・138分
(監)ジョン・ウー、(出)ジョン・トラボルタ、ニコラス・ケイジ

時限爆弾をしかけた凶悪犯の顔を、FBI捜査官が移植し、本人になりすまして爆弾のありかを探そうとした。しかし眠らされているはずの凶悪犯がFBI捜査官の顔を移植し、悪さをしだす。

顔を交換してしまうという馬鹿みたいなアイデアだが、それがとてもうまく働いている。困った顔のニコラス・ケイジとお下劣ジョン・トラボルタもハマリ役で、ジョン・ウーの手腕が十分に発揮された出来。















フェティシュ 96・米・89分

金持ちマダムを狙った連続殺人事件が起こった。そして殺人事件に興味のある女の子が、殺人現場の後片付けをする清掃会社に就職し、その現場を調べはじめた。

最初のうちはコミカルで良かったが、犯人と会ってからはいかにも嘘っぽい展開で尻すぼみ。














ブエノスアイレス 97・香港・98分
(監・脚)ウォン・カーウァイ、(出)トニー・レオン、レスリー・チャン

付き合っている男二人が、イグアスの滝を見にアルゼンチンを旅行し始めたが、迷っているうちに旅費が尽き、しばらく滞在する事になった。

見ていて「ストレンジャー・ザン・パラダイス」を思い出した。どちらも登場人物がうだうだしているのだが、それが不思議と面白い。この映画は同性愛のカップルの話だが、私が持っている日本の同性愛者のイメージ、だらだらしていて感情の抑えがきかない、といった所にあっている。それを見事に描いている。ま、男女の関係も同じことだが。















フェリーニの道化師 70・伊・91分
(監・出)フェデリコ・フェリーニ


フェリーニが、もはや過去のものになってしまった道化師のことを調べてまわる。

サーカス大好きフェリーニが、昔道化師をしていた人の話を聞きつつ、サーカスの場面も入れる、という構成で、そのものズバリって感じの映画。中盤まではそんなに面白くなかったが、最後郷愁を感じさせるところはさすがフェリーニ。
最後の場面、消防車に乗って何やらわめいている人がいるが、ああいうワヤワヤした同時進行型は彼の特徴だね。

















フォー・ウェディング 94・英・118分
(監)マイク・ニューウェル、(出)ヒュー・グラント、アンディ・マクダウェル、クリスティン・スコット・トーマス

いい年をして落ち着かない男の周囲では結婚するものが増えてきた。彼は結婚式のドタバタの中で一人のアメリカ人女性に恋をするが・・・。

結婚式のドタバタを描いているだけだが、それなりに見られる。ただ大まかな話の流れからすると、親友の女の子の立場が全く生かされていないのはどうしたのだろう。










豚が飛ぶとき 93・米・95分
(監)サラ・ドライヴァー、(出)アルフレッド・モリーナ

ピアノを教えてようよう生活している男が、バーで働く女性から古びた椅子をもらった。ところがその椅子にはおばさんと少女の幽霊が住み着いていた。

ほのぼの幽霊物語とでもいおうか、コミカルなところが何ともいい味を出している。ストーリー展開も小品のまとまりがあり、文句ない。頭に部品をのっけて歩いているところや、少女のかわいいところ、アルフレッド・モリーナの普通の人のとまどいが感じられるところも好き。










ふたり 89・仏・113分
(出)ジェラール・ドパルデュー

女好きの音楽プロデューサーの男が、不動産屋の女性といい仲になり、結婚することになった。しかしお互いを知るにつれ不安が増してくるのであった。

結婚した友達の話を聞いていた方がよっぽど面白いでしょう。













ふたりのベロニカ 91・仏、ポーランド、92分

容姿が全く同じ二人の女性が、お互い知ることもなく別々に生活していた。ところが片方が死に、もう一人が不思議な感覚を体験し始める。

設定も内容も無理を感じることだらけ。それに前半の主人公がいなくなり、その後の話とうまくつながっていないので、話が途中で途切れている。












舞踏会の手帳 37・仏・130分・白黒
(監)ジュリアン・デュヴィヴィエ、(出)マリー・ベル

夫を亡くした美しい女性が、20年前の舞踏会の出席者の名簿をもとに、思い出深い人たちに会いに出かける。

いくらでも応用が利きそうな、人を訪ねて回りつつの小話が集まった形式の映画で、最初のうちは何のことかと思ったが、後半は面白かったし、最後もきっちりとまとめてある。ただ舞踏会の手帳をもとに当人が振った人に会いに行くというのは、いくら舞踏会が重要だとしても、動機としたら少々変だ。まあ、会いに来られた男の方はまんざらでもないと思うが。彼女の美しさがあればこそだ。
















冬の光 62・スウェーデン・82分・白黒
(監・脚)イングマール・ベイルマン

自らの信仰を疑い始めている神父のもとに、一人の女性がやってきて、彼に求婚した。しかし彼はそれを拒絶してしまう。

物語が信仰に関することのみなので、広がりを感じることが出来なかった。















冬のライオン  68・英・140分
(監)アンソニー・ハーヴェイ、(出)ピーター・オトゥール、キャサリン・ヘップバーン、アンソニー・ホプキンス


イギリス国王ヘンリー2世が後継者を決めるために息子と母と愛人を呼んだ。しかし話は紛糾する。

シェイクスピア劇のような話で登場人物がえらく饒舌だが、口先ばかりでやっていることと言っていることの間に大きな隔たりを感じたし、登場人物が心変わりを何度もするので人物像があいまい。ある程度史実を知っている人なら納得できるのかな。


















芙蓉鎮 87・中国・165分
(監)シェ・チン、(出)チャウ・ウェン

中国の共産党の理想を達成しようという文化大革命の中で、米豆腐の店を営んでいた夫婦がいた。その店は大繁盛だったが、それが富裕だと見られ、反共産主義の烙印を押されてしまう。

当時の中国の様子が分かりづらいということもあって、どうも物語っぽく、彼らの状況を身にしみて感じられなかった。主人公の女性の特徴のなさも、映画としたら物足りないところ。









プライベート・ライアン 98・米・170分
(監)スティーブン・スピルバーグ、(出)トム・ハンクス

4人兄弟の3人が戦死した一家の、残る一人を連れて返って来いという指令が下った。しかし一人の男のために危険な任務にあたるということに、部隊に不満が出始める。

戦争映画のメッセージ性は薄いが、それでも戦争がどんなものか生々しく伝えている戦闘シーンの迫力はすごい。だから血に弱い人は注意してね。塔に登った射撃手のシーンの緊迫感といったら、なかなかほかでは見られない。


















ブラック・セプテンバー/ミュンヘン・テロ事件の真実99・米・91分

ケヴィン・マクドナルド監督

ミュンヘンオリンピックで、イスラエル選手団がテロリストに人質にとられた事件の、関係者の話と実際の映像を集めたドキュメンタリー。テロリスト側でのただ一人生き残った男の話もある。

当時はテロリスト対策という考え方自体あまりなかったらしく、ただ単に時間をかけて、結局大失敗に終わったというその内幕を描く。これを見ると、 「テロリスト・黒い九月 ミュンヘン」がほぼ事実に近いことが分かる。ただ最後の銃撃戦は映画では短時間しか描かれていなかったが、 延々と銃撃戦をしていたそうな。また、こちらの方がドイツ側のお粗末さがはっきりと分かる。
そして最後の生き残ったテロリストのドイツの対応に関しても、びっくりです。そりゃイスラエルが暗殺団を組織したくなるのも分かります。
「ミュンヘン」前にこの映画か「テロリスト・黒い九月 ミュンヘン」を見た方が、「ミュンヘン」が分かりやすくなるでしょう。














ブラック・レイン 89・米・125分
(監)リドリー・スコット、(出)マイケル・ダグラス、高倉健、松田優作

ニューヨークから護送されてきた殺人犯の男が、護送中に強奪されてしまう。面目丸つぶれとなったニューヨークの刑事が、大阪に残り犯人逮捕に協力する。

松田優作の遺作となった作品。殺人犯役で人相が変わっているところは、さすが松田優作。内容は別段良いところがあるわけでもないが、大阪をロケ地として日本映画に無い映像が出来ているところはさすが。










フラッド 98・米・97分
(出)モーガン・フリーマン

大雨で町全体が水におおわれてしまった。そんな中、銀行の金を安全なところに移送中だった警備員が、強盗にあってしまう。

水の上でのアクションが見所なのだが、苦労の割に迫力はない。陳腐な内容と手伝って、いまいちな出来。







ブラッド・シンプル 84・米・100分
(監・脚)ジョエル・コーエン

酒場を経営している男が、妻の浮気を知り、復讐心から恋人もろとも殺すように、殺し屋に依頼する。

最後の一番盛り上がらなければならないところが、弱い。それまでの展開はしっかりしていて面白いのだが。






















フリークス 32・米・64分・白黒
(監)トッド・ブラウニング


サーカスの見せ物として働いている小さい男が、ブランコ乗りの美しい女性に恋をした。彼女は遊び半分だったが、小人の方は真剣であった・・・

公開当時あまりの過激さに席を立つ人が続出、英国では上映禁止と様々な物議をかもしたこの映画、1932年当時なら確かに問題が起きそうな映像と内容である。
で、今の目で見ると、実際の小さい人たちの映像自体はそんなに異様とか奇妙とかいう感じは受けなかったが、内容は当時よくもこんなブラックなものを作ったなあという、そちらの方がショッキングかな。
最後の場面が暗すぎて何が起こっているのかよく分からなかったので、ちょっと減点で星二つ半。


























ブリキの太鼓 79・西ドイツ・142分
(監)フォルカー・シュレンドルフ

ポーランドで生まれた子供が大人になることを拒否し、飛び降り事故を起こして自らの成長を止めた。そして、声で窓ガラスを割るという特殊な能力を身につける。

成長しない少年はポーランドの歴史そのもの、という説明を頭に入れておかないと、奇妙な少年の奇妙な話になってしまう。私もそんな事を頭になく見たら、奇妙な映画になってしまった。







プリシラ 94・オーストラリア・103分
(出)テレス・スタンプ、ガイ・ピアース

ゲイでショーダンサーの3人組が、砂漠の真中にある小さな町に仕事に行くことになった。そこで彼らはバスを買って、プリシラと名づけ目的地へと向かった。

ゲイと大自然という、似つかわしくない組み合わせはオーストラリア映画ならでは。そんなオーストラリアの大自然をゲイのおっさんが旅するという発想が素晴らしいし、人情味あるストーリーとゲイのおっさんたちの生活感あふれる旅の様子はとても良い。テレス・スタンプもよく出演したものだ、えらい。










不良少女モニカ 52・スウェーデン・92分・白黒
(監・脚)イングマール・ベルイマン

若い男女が仕事や家族とのつながりを絶ち、ボートに乗りこみ旅に出た。ロマンチィックな旅を思い描いていた二人だったが、現実は厳しかった。

地味な話の割には嘘っぽいところも多々あり、興味のもてる内容ではなかった。









プリンス・オブ・エジプト 98・米・99分

旧約聖書「出エジプト記」のモーゼの物語を、歌を織り交ぜ描く。

楽しい映像と音楽は大人も見られる出来。奇跡を起こすところなんかはアニメにぴったり。









フルメタル・ジャケット 87・米・116分
(監・脚)スタンリー・キューブリック

新兵の訓練と、その兵士がベトナムで遭遇する現実を描く。

訓練のところは良いのだが、戦争の部分とほとんど別の映画のよう。ついでに途中で終わったかのような終わり方で不満が残る。







ブルワース 98・米・106分

大統領予備選に出馬した男が、全く人気が出ないのに絶望し、やけっぱちになり過激なことをやり始める。

これほど見るのが苦痛だった映画もなかなかない。風刺のつもりが、情けなさ一色になってます。ひどすぎ。








ブレア・ウィッチ・プロジェクト 99・米・81分

田舎の町の魔女伝説を追って森の中に入っていった映画学校の生徒3人が消息を絶った。そして彼らが残したフィルムが見つかった。

ホラーというより災害映画といったほうがいい内容。手持ちカメラを使った試みは良いのだが、一体最後はどうとらえていいのやら。







プレイグ 92・仏・120分

原作はカミュの「ペスト」。南米の町でペストが発見された。政府は事実を隠そうとするが、その間にもペストは広がっていく。

意味がわからない部分が後半に集中して、終わり方もなぜそうなるのか、分からなかった。ペストがおさまるまではなかなか面白かったのに。







ブレイド 98・米・121分
(出)ウェズリー・スナイプス

人間とヴァンパイアの混血の男が、闇にはびこるヴァンパイアを成敗して回っていた。そんな時、究極のヴァンパイア目指して古文書を解読したヴァンパイアが、その準備を始めた。

つくりはまずまずだが、ヴァンパイアものということで内容はありきたり。やたら殺してばかりのアクションも、敵方の迫力不足を感じた。







ブレイブ・ハート 95・米・177分
(監・制・出)メル・ギブソン、(出)ソフィー・マルソー

13世紀のスコットランド、イングランドの圧迫に反抗し、スコットランドの独立を求めて戦った男の物語。

結構痛い場面が多く、人間の残虐な面と物語の場面とのバランスが、ぎりぎりのところだろう。メル・ギブソンはオーストラリア出身で、家畜が殺されるところを見ているから、こういったものを描こうとするんだろうなあ。毎日肉を食べているのに、目をそらしちゃダメだよと。内容に関して言うと、当時まだ諸侯が乱立していた頃の、裏の駈け引きの描き方が良かったし、戦いの場面もなかなか迫力があった。







ブレイン・ストーム 83・米・100分
(出)クリストファー・ウォーケン、ナタリー・ウッド

人間の体験を保存再生することが出来る機械が発明された。しかしその無限の可能性は同時に危険な要素も含んでいた。

機械自体の設定がきついのは承知の上だろうが、それならもう少し機械の見た目について考えてくれても良かったと思う。ヘッドギアだけでは地味過ぎ。また全体的な話の流れ自体はこんなものだと思うが、細かな部分まで突っ込んで考えているとは思えない。







ブレーキ・ダウン 97・米・99分
(監・脚)ジョナサン・モストウ

旅行中の夫婦の車が故障した。助けを求めたトラックが、妻のほうを連れ去ってしまう。

「激突」の真似だが、意味のないアクションの連続。あと嫌がらせ系が入って、とてもつまらなかった。犯人が出てこない「激突」と出てくる本作で、ここまで印象が違うというのは、興味深い。







プレタポルテ 94・米・133分
(監・脚)ロバート・アルトマン、(出)ティム・ロビンス

パリのファッションショーの舞台裏を多数の出演者で描く。

どこを取っても断片的で、筋が通っているとは言いがたいが、手法は評価できるし、コメディの部分もまずまずなので、全体的には良い出来。







プレデター 87・米・104分
(監)ジョン・マクティアナン、(出)アーノルド・シュワルツェネガー

ゲリラ部隊にとらわれた政府要人を救出するため、ジャングルに潜入した部隊が、姿の見えない謎の敵からの襲撃を受けた。

やられるまでの間の取り方が良く、緊張感を高めている。また、こいつは何者なんだろう、意図は何だろうといったところを少しずつ描き、それなりに納得出来るものになっている。戦闘時の火花も爽快。応急キットは笑えるが。









フレンチ・コネクション 71・米・104分
(監)ウィリアム・フリードキン、(出)ジーン・ハックマン

ニューヨークの麻薬課の警官が、大きなヘロイン取引の話を聞きつけた。そして怪しいと睨んだ男を徹底的にマークし始めた。

サスペンスの要素はほとんど無く、しつこい警官が麻薬の売人を追いつめるといった内容で、70年代の現実路線というか少々泥臭い感じが良いところだし、日本車がほとんどない古い街並も見られる。ただ話の内容自体は地味で、物足りなさは残る。当時としたらカーアクションがかなり迫力があったらしいが、今見ると普通だよねえ。










プロスペローの本 91・英・126分
(監・脚)ピーター・グリナウェイ、(原作)ウィリアム・シェイクスピア、(音楽)マイケル・ナイマン、(出)ジョン・ギールグッド、ミシェル・ブラン

ミラノの君主だった男が陰謀によってその地位を追われ、孤島に移り住んだ。そこで様々な本を読みあさり、強力な力を得、陰謀で彼を追いやった人々に彼の力を見せつけるときを待っていた。

この映像はとにかくすごい。豪華な舞台と映画の融合、さらに本もアニメのように変化するさまは、ピーター・グリナウェイ魔術と言えよう。ただ内容は映像に気をとられてあいまい且つはっきりとした筋があるというわけではないので、そんなに面白いというほどでもない。
この映画は劇場で観たかったなあ。ただビデオでも相当疲れたから、映画館だとなお疲れるのかなあ。また修正のないDVDが欲しい気もする。















ブロークンダウン・パレス 99・米・101分

タイに旅行に行った女の子二人が見に覚えのない麻薬所持の疑いで刑務所に入れられてしまう。

シリアスなドラマかと思いきや、現実離れした出来事の連続。この手の事件が起こっているのだからまともに作ればいいのに。挿入される歌も合っていない。面白かったのは、「ルームメイトが靴下はいたまま寝るの」ってところ。アメリカでも靴下はいて寝ると変なんだね。それにしてもタイ観光協会からクレーム来なかったのかね。