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トイ・ストーリー
95・米・81分
カウボーイ人形のウッディは少年のお気に入りのおもちゃだったが、新しく買ってもらった宇宙の平和を守るヒーロー人形にその座を奪われてしまう。
子供向きの内容だがキャラクターや物語の筋はしっかりしている。CGは文句ない出来。
12モンキーズ
95・米・130分
(監)テリー・ギリアム、(出)ブルース・ウィリス、ブラッド・ピット
病原菌により人類の大半が死に絶えた近未来から、その病原菌の発生原因を調べるため、過去に人をタイムトリップさせた。12モンキーズという言葉を頼りにその男は原因となる男の存在をつきとめる。
人類の未来がこの男にかかっているという、SFならではの展開と、未来の世界の奇異さとブラピの奇異さがうまい具合に物語を味付けしている。
東京画
85・西独・93分
ヴィム・ヴェンダース監督が、敬愛する小津安二郎監督の作品に関わる人のインタビューを交えて、日本を旅して撮ったドキュメンタリー。
昔の風景になぜか惹きつけられる。たけのこ族は厭な気がしたけど。ドキュメンタリーなのでストーリーはない。
東京ジョー
49・米・88分
(監)スチュアート・ヘイスラー、(出)ハンフリー・ボガート、早川雪洲
退役軍人の男が東京に戻ってきた。今回の東京訪問は、離ればなれになった妻に会うのが目的だったが、彼は戦争になるまえ東京でカジノなどをする違法な店を経営しており、占領軍当局から目をつけられていた。
東京を舞台に、ハンフリー・ボガートと早川雪洲の共演がみられるというだけで、興味津々。評判は良くなさそうなのでそんなに期待せずに観る。
出だしの空撮の場面から、これ本当に日本か?と思え、そのあとの町並みには英語で通りの名前が。全然東京じゃないです。しかしそういう変なところを探しつつ観るのもなかなか面白く、普通の日本人の役なのに片言の日本語だったり、脇役のお手伝いさんはみんな晴れ着を着ていたり、なぜかハラキリまで詰め込んで、とにかく日本っぽくしようと頑張っているのが微笑ましい。
話の内容はあまり良くなく、ボガート演じる男のやろうとしていることがだんだんとずれていって、当初の話から脱線気味のラストに。結局別れた妻とはどうするのだろう。あんまり華のない女優さんだったから、ほったらかしか。
まじめに観たら駄作と言われても仕方ないが、変なところを楽しめば楽しめるので星二つ。
さて、ラスト前に秘密情報を握っている男が出てくるのだが、その最後は奇抜でびっくり。ギャグですね。
逃走迷路
42・米・109分・白黒
(監)アルフレッド・ヒッチコック、(出)ロバート・カミングス
工場の火災で無実の罪を着せられた男が、謎の男の探し始めた。そして大きな反政府組織の存在を知る。
組織と対立する役が偶然居合わせた男だったり、女の方も偶然巻き込まれたとうのは動機としては弱く、それが物語をぼやけさせている。ただ組織の力加減が絶妙というか、化けの皮がはがれていく弱さ加減がいい。最後の自由の女神のシーンは有名。
童年往事・時の流れ
86・台・138分
(監・脚)ホウ・シャオシエン
中国本土から台湾へと移住してきた一家の息子の、青春時代を描く。
監督自らの青春時代を映画化。誰もがもっている若い時の思いを、当時の台湾の様子と共に忠実に描いている。喧嘩ばっかしてるけど。
トゥルーマン・ショウ
98・米・103分
(出)ジム・キャリー
小さな島の小さな町で平穏に暮らしているかのように見える一人の男、彼は生まれたときからドラマの主役として生活し、島自体が巨大セットの彼の生活が世界中に放送されていた。本人には絶対秘密を通してきたが、次第に嘘がほころびを見せ始める。
こんな変わった設定の映画を作るということは評価するが、内容に幅がなく単調。嘘がばれていくところも、よくまあ以前にばれなかったねえと思える。つまり嘘っぽい話の連続。
読書する女
88・仏・99分
(監・脚)ミシェル・ドヴィル
本の朗読をするという仕事を始めた女性のもとに、半身不随の少年、目が不自由な老女、学のない社長などから朗読の仕事がやって来た。
自由な感じのドラマの構成と、朗読の仕事という面白い目の付け所の話。内容自体は悪くないが話を展開だけしてオチなしだし、登場人物がどうなんでしょう、主役の女性に性的な魅力があるように描かれているが、感じのいいおばちゃん程度で性の魅力を全く感じなかったし、日雇い労働者に見える社長も問題だと思う。まあ、主役の女性があまりにも色っぽいとほかの問題が出てきそうだが、そっちを見てみたかった。
ドクター・ドリトル
98・米・84分
(出)エディー・マーフィー
動物と話ができるようになってしまったドリトル博士。ほかの人からは変人扱いされるし、動物からは相談がひっきりなしにやってきて、困ったことになってしまう。
動物の動きが自然で、声にも元気がある。エディー・マーフィーも相変わらずの調子で良い。内容にとりたてて良いところがあるわけではないが、無難な仕上がり。
ドクトル・ジバゴ
65・米・194分
(監)デヴィッド・リーン、(出)オマー・シャリフ、ジュリー・クリスティ
ロシア革命の波が押し寄せるなか、家族と共に生きた医者ジバゴの姿を描く。
壮大なスケールで描かれたドラマ。一部セットに難があるが、見終わった後は大満足。
特別な一日
77・伊・106分
(監・脚)エットーレ・スコラ、(出)ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニ
ムッソリーニ政権下のローマで党の大規模な集会が開催され、皆が参加していた。そんな中アパートに残っていた子だくさん人妻と、自称ラジオアナウンサーの男が出会う。
ファシズムに向かって進んでいくイタリアの、大きな集会の催された一日を当時を思わせるように描いているのは良いのだが、主役二人の関係が何とも微妙。恋愛ものでなくとも、何かしらの心のつながりがないと話にならない。
時計じかけのオレンジ
71・英・137分
(監)スタンリー・キューブリック、(出)マルコム・マクダウェル
3人で徒党を組み悪さをしていた男が警察に捕まった。そして暴力性を根本から無くしてしまう治療を受けさせられるはめに。
この映画を最初に見た時は、こんな変で面白い映画があるのかと、かなり驚いた。内容の奇抜さ、細かなところのこだわり、きっちりとした展開とオチは素晴らしい。暴力がテーマなので女性向きではない。
突撃
57・米・86分・白黒
(監・脚)スタンリー・キューブリック
第1次世界大戦、膠着状態になった戦線でフランス軍は無謀な作戦を立てた。一部の将校の反対にも関わらず、突撃作戦は決行された。
手榴弾と最後の歌の場面(言葉が分からないのでは?)に疑問を感じるが、人を機械のように扱って省みないむなしさがよく伝わってくる。第1次世界大戦の映画は白黒の方が合うようにすら思える。
トップガン
86・米・110分
(監)トニー・スコット、(出)トム・クルーズ
エリート空軍パイロット養成学校に入った男が、その中のトップに立つべく訓練をつづけていた。しかし彼に思わぬ試練が待ちうけていた。
若いトムは丸顔でぴちぴち。内容は軍事教練もので、とても良くまとまっている。挿入歌も素晴らしい。空中戦のところはいただけないが。
トップ・ハット
35・米・98分・白黒
(監)マーク・サンドリッチ、(出)フレッド・アステア、ジンジャー・ロジャース
タップダンサーの男が、ホテルで素敵な女性と知り合った。しかし勘違いがもとでその女性を怒らせてしまう。
タップダンスの場面が素晴らしいミュージカル映画で、ラブコメディとしての内容も良い。名曲も多く、足をフリフリ、ノリノリで楽しめる。
トト・ザ・ヒーロー
91・仏・92分
病院が火事になり、赤ちゃんが入れ替わってしまった。そんな二人が向かい同士の家に住むことになり、一方はお金持ち、もう一方は不幸続きで、入れ替えられたことを覚えている少年は不満を募らせていくのだった。
話の設定や内容に無理が出そうなものだが、登場人物の異様な生い立ちと暗い復讐心、そしてすべてにおいて抑圧されているかのような雰囲気が話をまとまったものにしている。監督はベルギー出身ということだが、気質の違いを感じる。まさかこれがベルギー人気質ではないと思うが。
隣の女
81・仏・106分
(監・脚)フランソワ・トリュフォー、(出)ジェラール・ドパルデュー、ファニー・アルダン
以前付き合って別れた女が、隣の家にやってきた。今はお互い結婚しているにもかかわらず、ふたりは再び逢い始めるのであった。
何だか日本の不倫ものみたいな内容の映画。話の内容自体は悪いとは言わないが、興味が沸かない。映像面でも見るところがない。こういったものが好きな人向けだろう。
とまどい
95・仏・106分
(出)エマニュエール・ベアール
夫が働かないためお金に困っていた美人妻が、知合いの老紳士の好意で彼の仕事を手伝うことになった。歳の差はあるものの彼女は老紳士を尊敬し、老紳士もあきらめつつも彼女に惹かれていくのだった。
いい女を巡って男どもが集まってくるという、日常ありふれたことをドラマにしている。だから特別何が起こると言うほどでもないが、エマニュエルちゃんが際立っているのでしっかりした仕上がりになっている。
トライアル 審判
92・米・120分
(出)カイル・マクラクラン、アンソニー・ホプキンス、(原作)フランツ・カフカ
銀行員の男が、30歳の誕生日の日に逮捕された。なぜ逮捕されたか見当がつかない男は、その理由を調べはじめる。
私の好きな役者二人と、素直できっちりとしたつくり。原作を読んでないが、文句のない映画化だろう。
ドライ・クリーニング
97・仏・97分
クリーニング屋に夜のダンサーの男がやってきて、その店を営んでいる夫婦と知合いになった。そして妻とダンサーが不倫してしまう。
「死んでもいい」という、大竹しのぶと永瀬正敏の映画を以前見て、あまりのつまらなさに閉口したが、この映画も負けてない。この映画はヴェネチア映画祭で最優秀脚本賞を取っており、「死んでもいい」もキネマ旬報で5位をとっている。女性の目で見ると面白いのかなあ・・・。
トリコロール 青の愛
93・仏・99分
(監・脚)クシシュトフ・キェシロフスイ、(出)ジュリエット・ビノシュ
有名な作曲家とその家族が交通事故に遭い、妻だけが一命を取りとめた。彼女はすべてを忘れ去ろうと、夫が作っていた欧州統一をテーマとした曲を捨ててしまおうとする。
3部作の1作目。フランス映画のタイトルに「愛」とついた時点で拒否反応を示してしまう私だが、見てみると出来が良く、なかなか面白かった。ただ本当に親しい人との関係があまり描かれず、知人程度の人の話がつながっているところとに物足りなさを感じた。
トリコロール 白の愛
94・仏・92分
フランス女に捨てられた男が、故郷ポーランドに帰った。そこで用心棒として働き始めるが、どうしても別れた妻のことが忘れられずにいた。
3部作の2作目。最後は分かりづらいが、見たままだとするとあまりにも強引な幕引。登場人物の心情も分かりづらいし、一連の話もえらくあっさりしている。
トリコロール 赤の愛
94・仏・96分
大学生でモデルをしている女性が、世を捨てた一人の老人と出会った。その老人は彼女に、近所の電話を盗聴していることを告白するのであった・・・。
世代の違う人と知り合う機会というのはそう多くないだけに、この映画のように何の関係もない人を登場させるときに、年上で、ある分野の専門家を出すというのはなかなか良いアイデアだと思う。それによって若い人だけでは出せない様々な深みが出てくる。それには同業者じゃダメで、アメリカ映画でありがちな、盗人の先輩後輩みたいな世代の違いだけでは、あるお決まりのものしか出てこないから、別業者と組み合わせてそこから何か出てこないかと考えてみた方が、面白いものができるように思える。ちなみに3部作の最終回で、1と2の順番はかまわないが、3は最後に見ましょう。
トレイン・スポッティング
96・英・93分
(監)ダニー・ボイル、(出)ユアン・マクレガー
なかなか麻薬を止められない麻薬ジャンキーの男が、少々ぼんやりしたやつと、すぐ切れる友達と共に、大きな取引をする事になった。
勢いある映像と強烈な印象の登場人物が生き生きと動いて、最後まで一気に物語を見せてくれている。鮮烈という言葉がふさわしい映画。
泥棒野郎
69・米・85分
(監・脚・出)ウッディ・アレン
ドジで失敗を繰り返す泥棒が愛する人に出会った。そして彼女との生活のために、また泥棒をするが・・・
小ネタ連続の映画で、それなりに楽しめるが、盛り上がるほどでもないし、大したストーリーがあるわけでもない。
永遠の愛に生きて
93・米・132分
(出)アンソニー・ホプキンス
イギリスに住む作家兼オックスフォード大学の教師の男の元に、アメリカから詩人の女性ファンがやってきた。彼女は古いイギリスのしきたりにこだわらず、活発に活動していたが、不治の病に犯されてしまう。
地味な内容ながら、イギリスで文学に関わっている男の姿をアンソニー・ホプキンスがうまく演じている。こういった文学の世界というのに憧れがあるので、大した内容でないが好き。死んでいくところはきれいに描きすぎに思える。
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