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ディア・ハンター
78・米・183分
(監)マイケル・ミチノ、(出)ロバート・デ・ニーロ、クリストファー・ウォーケン、メリル・ストリープ
ペンシルバニアの鉄工所に勤める若者たちが、ベトナム戦争に出征することになった。そしてそのことがきっかけで彼らの人生は一変してしまう。
心がねじれる思いというのはこういうことをいうのだろう、ここまで感情をたかぶらせるは映画はそうない。文句があるとすれば、戦闘の場面が描かれていないことくらいか。デ・ニーロの役もいいけど演技も抜群で、ビリヤードの球をついた後の動作なんかも好き。
ディープ・インパクト
98・米・121分
(出)モーガン・フリーマン
巨大彗星が地球に衝突することがわかり、何とかそれを阻止しようと試みるも失敗、彗星衝突の日が刻々と近づいてきた。
何で?ってことの連続。最後の泣かせる場面もうんざりだ。映像面で金がかかっているので、星一つ。
ディメンシャ13
62・米・75・白黒
(監・脚)フランシス・F・コッポラ
古城で起こる連続殺人の恐怖を描く。
習作の域を出ない映画。おもちゃの猿が斧を振り下ろす効果音は笑えた。
手錠のままの脱獄
58・米・97分・白黒
(監)スタンリー・クレイマー、(出)トニー・カーティス、シドニー・ポワチエ
手錠でつながれた白人と黒人の受刑者が脱走した。人種差別がまだ残っている時代に、二人は逃走をはじめた。
つくり内容ともしっかりしていて、名作と呼ぶにふさわしい映画。「48時間」でこのアイデアが使われ、かなり面白いものが出来ただけに、本作はちょっと迫力に欠ける感じもするが、それは仕方ないか。見た順番が悪かったなぁ。当時見たら、すごいアイデアを思いついたものだと、感心しただろうが。
デッドマン・ウォーキング
95・米・123分
(監・脚)ティム・ロビンス、(出)スーザン・サランドン
死刑囚から手紙をもらい、彼のサポートをすることになった教会のシスターが、彼の再審請求を起こした。一方被害者の遺族にも会い、彼らの苦しみも目の当たりにし、自分の無力さを感じていく。
題名から女を利用して脱走する話かと勝手に思っていたが、そうではなく、死刑執行までの物語を忠実に表している。そのためか、半ばくらいまでは退屈なところもあった。
デビル
97・米・117分
(出)ハリソン・フォード、ブラッド・ピット
IRSのテロリストの男が米国での活動を行なうため、偽名を使って入国した。そして警察官の取り締まりを逃れるために、灯台下暗しということでニューヨークで警官をしている男の家庭に、普通の青年として移り住むことにした。
北アイルランド問題についてそんなに出てこないが、それでも日本人にとって関心が薄い問題だから、いま一つ盛り上がりにかける。ハリソン・フォードの役は暗い話がさらに暗くなっているが、ブラッド・ピットが複雑な役をうまくこなしているので、その点は見ごたえがある。
デリカテッセン
91・仏・100分
(監・脚)ジャン・ピエール・ジュネ
未来の戦争後のパリで、肉屋をやっている店の上のアパートに住人がやってきた。しかしそこの肉屋で扱っているのは、動物だけではなかった。
フランスでこれだけの映像が出来たのはすごい。その映像の美しさがこの映画独特の世界を形作っている。ただ内容はべたべたなブラックコメディで、映像の域には達していないが、全体とすれば満足できる出来。
テルマ&ルイーズ
91・米・128分
(出)スーザン・サランドン、ハーヴェイ・カイテル、ブラッド・ピット
平凡な生活を送る二人の女性が週末に旅行に出かけた。しかしそこで彼女らは事件を引き起してしまう。そして追っ手を逃れての旅が始った。
最初に事件とオチがもう出来あがっているかのようなストーリ。だから彼女らの行動も強引にオチに向かって進んでいっているようにしか見えなかった。ブラピはチョイ役。
テロリスト・黒い九月 ミュンヘン
76・米・101分
ウィリアム・グレアム監督、ウィリアム・ホールデン出演
1972年のミュンヘンオリンピックで、テロリストがイスラエル選手団を人質にとって立て籠もった事件を描く。
実際に起こった場所でロケを行ったそうで、内容も事実に出来るだけ近づけるようにと作られている。
ただ再現ビデオじゃないけど、臨場感はあんまり感じられない。また、ドイツ側の信じられない対応の不備も手伝って、ほんまかいなと思える部分もある(でもやっぱり事実らしい)。で、見終わって全体像がつかめたかというと、そうでもなく、何でこんな事になってしまったのだろう、というのが実際のところ。事実だけを集めてドラマをつくっても、十分でないところが出てくるのは仕方ないか。
天国の日々
78・米・94分
(監・脚)テレンス・マリック、(出)リチャード・ギア
1900年代初頭、季節労働者として働いていた兄妹3人が、麦の収穫の仕事に就いた。そこで妹が地主である男に見そめられ、結婚することになる。しかしそこに大きな嘘を隠していた。
ゆったりとした話で、びっくりするような内容はないが、一編の詩のような映画で、当時の様子をまのあたりにするような綺麗な映像は素晴らしい。若さのか弱さを演じているリチャード・ギアも良く、ういういしい。
天国の門
81・米・219分
(監・脚)マイケル・ミチノ、(出)クリス・クリストファーソン、ジョン・ハート、クリストファー・ウォーケン
ハーバード大学を卒業したものの、仲間内から疎外され保安官をしている男がいた。1890年、そんな男の住む町で家畜の盗難が相次ぎ、家畜を持つものたちは泥棒を徹底的に退治するため、125人もの処刑者リストを作成した。町に住むものの多くを殺すことになるこの暴挙に、住人の反発は高まるのであった。
$36millionという莫大な制作費をかけ、映画会社を倒産に追い込んだ、悪名高き映画。DVDで見たのだが、とにかく長く、素人目でもここはカットという場面が結構あるし、内容もびっくりするくらい何のことかはっきりしない。保安官は町の人のことなど構わず逃げようとしてるし、もう一人の男も三角関係の一方という以外、どういう立場なのか分からない。戦闘シーンもお粗末。だがつくりは金をかけているだけに良く、おそらくすべてセットで建てたであろう町、多数の人の衣装などは、独裁国家の王宮を見ているようで感慨深かった。こんな金の使い方をすれば、金がもたないのもうなずける。点は面白さというより、会社をつぶした映画という、無茶で矛盾だらけのものに対する興味が十分満たされたということで、星三つ。
天才マックスの世界
98・米・96分
(監)ウェス・アンダーソン、(出)ジェイソン・シュワルツマン、ビル・マーレイ
多数の部活を掛け持ちして行動力は十分あるマックスだが、部活にばかり力をいれて勉強はおろそかに。そんな彼が同じ学校の先生に恋をした。
「ライフ・アクアティック」「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」同様、登場人物の行動が少々妙。特にビル・マーレイの役は、マックスの同級生の父親で、自分の子供に愛想をつかしてマックスと友達になるという、奇妙としか言いようがない役。さらにマックス自身のキャラクターも、アメリカならではの風変わりな役。そんな彼らがウェス・アンダーソンならではの、笑えるというほどでもないがコミカルなドラマを演じていて、まずまずの出来。
「ライフ・アクアティック」にある要素がここにもあって、監督の趣味がここらにあるのか、というのがよくわかる。
天使も許さぬ恋ゆえに
91・英・107分
(出)ヘレナ・ボヘム・カーター、ヘレン・ミレン
イギリス上流階級の少々歳をとった女性が、イタリアの若者と恋に落ちる。イギリスの家では猛反対の声があがるが、その声も遠いイタリアにはなかなか届かなかった。
つくりはきっちりとしているが、おばちゃんが主人公の一人というのはきつい。それに何で仲直りに牛乳?といった文化について分かりづらいところもあって、話が面白いというほどでもなかった。
天井桟敷の人々
45・仏・190分・白黒
(監)マルセル・カルネ
パントマイムで人気を博している男が、一人の女優に一目惚れしてしまう。しかし気高い美しさをもつその女優に、彼は気持ちを伝えきれずにいた。
会話と言葉の楽しさを存分に味わうことが出来る一本。こんな映画を戦後すぐ見たら、受けるショックは相当なもので、熱病から立ち直るのに相当時間がかかったろうことは想像に難くない。この素晴らしい映画がドイツ占領下で作られたというから、また驚き。
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