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クイズ・ショウ
94・米・132分
(監)ロバート・レッドフォード、(出)ジョン・タトゥーロ、レイフ・ファインズ
アメリカで実際に起きたクイズ番組の八百長事件の映画化。大人気のクイズ番組のオーディションを受けにきた若い大学講師の男が、ディレクターの目にとまった。そして彼を新しいチャンピオンにするため、裏工作が始まった。
内容は予想通りだが、それでもはらはらした。スポーツはひいきのチームがないと面白くないが、クイズでもそうなのね。たしかに日本のクイズ番組もどちらかというと悪者のクイズマニアが出てきて、誰もそれに立ち向かえなくなってから面白くなくなったし。
グース
96・米・107分
(出)アンナ・パキン
母親が事故死し、長らく別々に暮らし顔も合わせなかった父の元で暮らし始めることになった。しかしなかなか新しい生活になじめない。そんなとき森でグースの卵を見つけ暖めていると孵化し始めた。グースは渡り鳥、冬になる前に彼らを南の地へ旅立たせなければならないが、どうしたものか。
つくり、内容ともに素直。大人だと物足りないだろう。
クーリンチェ少年殺人事件
91・台湾・188分
(監・脚)エドワード・ヤン
台湾で夜学に通う少年と一人の少女が出会った。彼女は不良グループの元番長の彼女だった。そんな彼女に少年は惹かれていく。
少年時代というのは本当にどうしようもない時期で、恋と性欲、純真なものへの憧れ、プライドなどの気持ちにどうにも対処することが出来ない。そんな揺れる少年の心と、60年代の台湾の生活を見事にあらわしている。暗闇と昼間の対比もうまい。
グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち
97・米・127分
(監)ガズ・ヴァン・サント、(脚)ベン・アフレック、(脚・出)マット・デイモン、(出)ロビン・ウィリアムス
大学で清掃の仕事をしていた若者、実は非常に頭が良いのだが、育ちが悪く、自分の才能を活用せずに大学の清掃という仕事をしていたのだった。そんな彼の才能を見つけた大学教授が、彼に精神科のセラピーを受けるように勧めた。
映画には特殊な才能を持った人の話が多いが、この映画の主人公は何でも覚えてしまうという記憶力の持ち主。この才能は他の芸術的な才能と違っているし、実際いるにはいるのだがとてもまれなのでミステリアスな面もある。だから映画でどんな風にも味付けできるところがうまくいっている理由だろう。また某青春ものと似たストーリも良し。
グッドナイト・ムーン
88・米・125分
(出)ジュリア・ロバーツ、スーザン・サランドン
2人の子どもが前妻の所にいるバツイチ弁護士の男と一緒に住んでいるカメラマンの女性が、初めて2人の子供と会った。彼との結婚を考えている彼女にとって2人の子供と仲良くしなければならなかったが、どうもうまくいかない。一方前妻は嫌味たらしく子供たちと仲良くやっていく。そんなとき彼女たちの関係を変えることが起こる。
わがままな子供が出てきて見る気がなくなる、モロにハリウッド系のハートウォーミング物語。ジュリア・ロバーツはこういった映画に出演するのは自粛して欲しいものだ。
グッバイ・モロッコ
98・英・98分
(出)ケイト・ウィンスレット
娘二人を連れて若い母親がロンドンからモロッコにやってきた。ロンドンでの厭な出来事を忘れ、新たな自分と自分の生活を見つけるつもりだったが、約束していた父からの送金が途絶えて苦境に立たされた。そんな時一人の男と出会う。
何が起こるのかと思って見ていうちに、30分が経過。その時点で何も起きない映画と分かった。予想通り散発的な物語の連続で終了。
蜘蛛女のキス
85・米・120分
(出)ウィリアム・ハート、ラウル・ジュリア
南米の刑務所の同じ部屋に囚われている二人の男、一人はホモで未成年の少年をいたずらしようとして捕まり、もう一人は政治犯だった。政治犯への弾圧が強まる中、その政治犯から情報を得ようと、所長はホモの男を買収しようとする。
内容はユニークでとても良い。つくりは普通。ただ英語を話して南米のどこか明らかでないので、最初はどこの話かちょっと戸惑った。あと、ホモが出てくる映画は生理的に苦手だなので、ちょっときつめの点数に。
暗くなるまで待って
67・米・108分
(監)テレンス・ヤング、(出)オードリー・ヘップバーン、アラン・アーキン
盲目の婦人が住む家に呼び出された詐欺師二人が、婦人から麻薬入りの人形のありかを聞き出そうとするが・・・。
つっこみどころ満載だが(特にガソリン、確実に引火してます)、緊迫した話の展開とラストは秀逸。憎たらしいサングラス男も良い。途中で花瓶に入れていた液体、ハイポと言われても困ります。洗剤か?
クラッシュ
96・カナダ・101分
(監・脚)デヴィッド・クローネンバーグ
交通事故を起こした瞬間に快感を覚えた男が、事故で快感を感じる人の集まりである事故ショーがあるということを知る。そして同じような感覚を持つひとと快楽を共にする。
奇抜な内容の映画で、出だしは確かにそうだったが、派手になっていくはずの後半がおとなしくなっていったので物足りなさは残る。最後ドカーンとやって欲しかった。
グランド・ホテル
32・米・112分・白黒
(監)デドマンド・グルーディング、(出)グレタ・ガルボ、ジョン・バリモア、ジョン・クロフォード、ウォーレス・ビアリー、ライオネル・バリモア
ベルリンのグランドホテルに宿泊する様々な人の人間模様を描く。
有名な映画なので期待してみると、劇っぽいし良いと言えるほどの内容ではないので、さほど面白くなかった。昔の映画で、教科書的なしっかりした構成になっており、こういった映画が多数作られているので目新しさがないので仕方ないところか。
今見ると物足りないが、昔の名作でのちに与えた影響を考慮して、星三つ。
グラン・ブルー
88・仏・169分
(監・脚)リュック・ベッソン、(出)ジャン・レノ、ジャン・マルク・バール
フリー・ダイビング(素もぐり)の潜水距離を競っている、幼なじみの二人の海への思いと、その内の一人に恋した女性の姿を描く。
素もぐりの選手を題材にしたのが何より良いところだが、そのほかの内容に関しては特に良いところは見当たらない。女の子も華がないし。その割に十分見られたのは、イルカの癒し効果と、ジャン・レノのおかげか。
クリーン・シェイブン
93・米・80分
精神分裂病で治療を受けていた男が、久しぶりに家に戻ってきた。しかし家に愛する娘の姿がなかった。彼は愛する娘を探すため車でほうぼうを回り始めた。そんな中起こる連続少女殺人事件。警察は彼をマークし始める。
マイナー映画ながら出来は秀逸で、私の好み。電線の流れる様子はサンルーフのある車で寝ころんでいるときに感じる不安、それをうまく使っている。毛を刈るところも耳の外から聞こえるのではなく、頭蓋骨を通して音が響いてくる感じがする。明らかに長い指はマイナー映画の悲しさ。
クリスマスに雪は降るの?
96・仏・90分
南フランスで農業を営む家族の父親は、別のところにもうひとつの家庭を持ち、この家族は別宅扱いで時々顔を見せる程度。そんな家庭の母と七人の子供は貧しいながらも兄弟どうし助け合って生活していく。
子供たちかわいいー。まるで童話のなかに出てくる子供たちみたいで、あんな子供ならいっぱいほしいと思えたところで、最後のオチ。素直にハッピーエンドにしてくれたほうが、クリスマスに見られたのに。あれじゃあ今までのは嘘だったの?とでもいいたくなる。
クリフハンガー
93・米・114分
(出)シルベスター・スタローン
雪山を登山中、同僚を目の前で救助することが出来なかった男が、登山から足を洗う決心をした。そんなときSOS信号が入り、ひとりの隊員が救助に向かった。しかしそれは有価証券を手にしようとする悪党の罠だった。
雪山での手に汗握るアクションは素晴らしい。内容自体に目新しさはないが、登場人物のきっちりした関係が物語に緊迫感を与えている。
クリムゾン・タイド
95・米・115分
(出)ジーン・ハックマン、デンゼル・ワシントン
ロシアで国粋主義者による反乱が起き、核ミサイル基地を占拠した。いつミサイルが飛んでくるのか分からない状況の中、米国の原子力潜水艦が核ミサイルによる先制攻撃命令を受けた。しかし、攻撃への最終確認の段階で、外部との連絡が取れなくなってしまう。
こんな無茶な乗組員がいる潜水艦が存在したら本当に怖い。ただ内容は無茶だが、それなりにあつい。核の使用を許可した大統領も相当問題ありだ。
グレイスランド
98・米・108分
(出)ハーヴェイ・カイテル
妻を失い悲しみに沈んでいた男が車で走っているとき、自らをエルビス・プレスリーと名乗る男と出会った。何かの冗談だろうと思っていたが、本人は本気である。そして知らず知らずのうちに彼のペースになっていく。
とても変わった内容の話だが、エルビスを名乗る男のペースに、見ているこちらも乗せられてしまう。このまじめでコミカルな役を見事にこなしているハーヴェイ・カイテルも良い。ロバート・デ・ニーロのもっているまじめさとコミカルさと似ている気がする。
クレイマー・クレイマー
79・米・105分
(出)ダスティン・ホフマン、メリル・ストリープ
妻が7歳の息子を残して家出した。残された父は慣れない子育てに悪戦苦闘しながらも、徐々にやっていける自信が出てきた矢先に、妻が養育権争いの裁判を起こす。
この映画を最初に見たのは、というより見させられたのは大学1年の英語の授業で、感想はわがままな女がいるなあといった程度で、面白いとも思わなかった。いくら先生が面白いと思っても、これは若いものが見る映画じゃないだろう。今になって文句を言っときます。
黒いチューリップ
63・仏・110分
(監)クリスチャン=ジャック、(出)アラン・ドロン
駅馬車などを襲い、その名をとどろかす神出鬼没の盗賊がいた。彼は黒い出で立ちに身を包んでいたため、黒いチューリップとよばれていた。
アラン・ドロンが一人二役を演じた、エンターテイメント作品。全体を通して話のテンポが良いし、アクションも含めたつくりもまずまず。もちろん、古い映画なので、びっくりするようなものではないが、十分楽しめました。
黒い罠
58・米・95分・白黒
(監・脚・出)オーソン・ウェルズ、(出)チャールトン・ヘストン、ジャネット・リー
アメリカ国境近くのメキシコの街で殺人事件が起こった。麻薬捜査に来ていたアメリカの捜査官も事件を調べ始めるが、現地の捜査官と対立してしまう。
映像面の出来は素晴らしく、撮り方についての教科書的な映画。内容は謎解きサスペンスでなく、犯罪者との対立を描くサスペンスで悪くはないが、危ないところにわざわざ奥さんを連れてきたりしているところや、嫌がらせの場面があったので、そこらは好きになれない。
クローズ・アップ
90・イラン・97分
(監・脚)アッバス・キアロスタミ
失業中の男が、自分は有名な映画監督でこの家で映画の撮影をしたいと言い、家のものから接待を受けていた。その嘘がばれて捕まってしまう。
実際の話をもとに、本人らに出演してもらった映画。インタビューなどのドキュメンタリーの部分と物語の部分がどっちつかずの印象があった。
グローリー
89・米122分
(監)エドワード・ズウィック、(出)マシュー・フレデリック、モーガン・フリーマン、デンゼル・ワシントン
南北戦争で組織された初めての黒人部隊と、それを率いる若い白人将校の奮戦を描く。
黒人の奴隷がいる頃の話だが、白人と黒人の対立はそんなに描かれておらず、黒人の自主性が次第に高まっていく様子を中心に描いて、うまくいっている。ただ実話がもとになっているだけに派手なドラマがないぶん、ここで盛り上がって下さいと言わんばかりの音楽は邪魔に思えた。話は変わるが、あの隊列を組んで鉄砲を撃つやり方というのはおかしな攻撃方法で、どう考えても伏せて撃った方がいいように思えるが。ナポレオンが隊列を組んで攻撃し、敵を圧倒したというのをどこかで見たことがあったが、銃器の性能の差があればそれでいいが、互角の場合全く理不尽だと思える。立っていた方が弾を込めやすく発射の回数が多くなるのかなあ。それとも単にそうやってきたからやっているだけの話なのだろうか。
黒猫・白猫
98・ユーゴスラビア・130分
(監)エミール・クストリッツア
酒場で働く女性に恋をした男とその一家が、マフィアや地元のギャングを巻きこんで大騒動を引き起こす。
ドタバタコメディで、ただドタバタやっているだけに見える。それなりに元気はあるのだが。
グロリア
98・米・107分
(出)シャロン・ストーン
ギャングの女として恋人の罪をかぶって服役したのはいいけれど、当の本人はそんな事をすっかり忘れていた。頭に来た女は、大切な情報をもつ少年を連れていってしまう。
あつい所が全然ない。少年を連れた女がただ逃げるだけ。
群衆 
(監)フランク・キャプラ、(出)ゲイリー・クーパー、バーバラ・スタンウィック、ウォルター・ブレナン
不況のアメリカで、社会に抗議するため自殺をするという記事が載った。それはでっち上げだったが、思わぬ反響を呼び、それを書いたとされる男を新聞社が作り上げるのであった。
新聞社が架空の男を演じさせ世間が注目するという、スケールの大きな話。ぱっと思いつくのは「ネットワーク」で、こちらが先だから、「ネットワーク」この映画を参考にしたのだろう。ただ「ネットワーク」現実味とかっとび具合に比べ、こちらは型にはまった感じのする内容で、少々物足りない気がした。先に「ネットワーク」を観ているのもあるだろう。また会議の場面やラストなど、見物人がいちゃまずいだろう。
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