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アイ・ウォント・ユー
98・英・87分
(監)マイケル・ウィンターボトム、(出)レイチェル・ワイズ
話すことが出来ない少年が、美容師のお姉さんに恋をした。そして彼女につきまといはじめる。
映像は美しく、とっても頑張っている。ただ短い映画なのに1時間過ぎるまで何の話か分からず、その間あんまり面白くない。少年が何であんな盗聴器を持っているのか、何でプール付きなのかなど、納得できない設定もあり、映像先行で内容が伴ってない印象は否めない。
愛さずにいられない
89・仏・88分
(監・脚)エリック・ロシャン
無職で日々だらだらと過ごしている男が、ロシア語を勉強している大学院生と出会い、恋いに落ちた。しかし似たところのない二人の関係は困難続きだった。
うだうだ系映画で、そういうものとしたら悪くはないが、男の行動が異常な場面があり、あんなことされたら普通二度と関わりたくないと思うものだが。それも大した絆があるわけでもないし。プー太郎にろくなやつがいないという教訓映画としたら身につまされる思いだが。
哀愁
40・米・108分・白黒
(監)マーヴィン・ルロイ、(出)ヴィヴィアン・リー
戦時下のロンドンでバレエダンサーと青年将校が出会い、恋いに落ちた。しかし青年将校は前線へと旅立ってしまう。
話の内容があまりにも古いし、会話などもメロドラマの域。つくり自体は悪くないが。
哀愁のメモワール
93・米・99分
(出)リーアム・ニーソン
雪深い田舎町にやってきた牧師が、片足が不自由な男を見た。町の人に聴くと、今は周りとの付き合いもないという。彼のことを調べるうち、牧師は彼の悲しい愛の事実を知る。
名作恋愛物語の映画化。暗く厳しい生活と冬の情景がうまく描かれており、その中で起きる物語も説得力がある。ただ良くも悪くもひと昔前の恋愛物語の筋書き。
アイス・ストーム
97・米・113分
(監)アン・リー、(出)ケヴィン・クライン、シガニー・ウィーバー、クリスティーナ・リッチ、イライジャ・ウッド、トビー・マグワイア
夫が近所の人妻と不倫し、妻との関係が悪化、娘も友達を誘惑して問題になり、一家は破綻寸前だった。そんなとき寒波を伴った嵐がやってくる。
暗めで派手さのない家庭を描いた映画だが、有名俳優が多数出ているということで、それらを補い、全体としてはまとまった仕上がり。
愛するものよ、列車に乗れ
98・仏・120分
ゲイだった画家の葬式に参列するため、親類縁者ゲイの相方などが同じ列車に乗り込んだ。それぞれの思いや苦悩を語りながら話は進んでいく。
誰が何だか良くわからないうちに話は進んでいく。気の利いた言葉が少々あるものの、みんな怒っているだけで、話の筋と呼べるほどのものはない。
アイズ・ワイド・シャット
99・米・159分
(監)スタンリー・キューブリック、(出)トム・クルーズ、ニコール・キッドマン
妻の性衝動の話を聞かされた夫が、乱交秘密クラブの存在をしり、危険を承知で調べはじめる。
監督が歳をとってから愛と性欲の話を撮るということ自体が間違いだったと思う。全く興奮することがない話の展開と、ショーパブなみの秘密クラブは時代錯誤といわれてもしかたあるまい。
愛と哀しみの果て
85・米・161分
(監)シドニー・ポラック、(出)ロバート・レッドフォード、メリル・ストリープ
資産家の女性が、ほとんど金目当ての男爵と結婚し、ケニアでコーヒーの栽培をはじめた。最初は夫の話で金を出したものの、夫のほうはやる気が無く、彼女が現地の部族の人を雇い仕事を指揮することに。
落ちついて、しっかりとした内容のドラマ。男の尊大さというかわがままさが素直に描かれていて、それの反応と反動としての主人公の行動もきっちりしている。そしてそれをしっかり演じているメリル・ストリープはさすがです。
愛と青春の旅立ち
82・米・124分
(出)リチャード・ギア、デブラ・ウィンガー
飲んだくれの父から離れ、海軍士官学校に入学した男の、愛と友情を描く。
訓練の場面が思ったより少なく、そのほかの恋人の場面が多め。かなりくさい場面もあるものの、見終わったらそんなところは気にならない。それにしても人間関係がどろどろしていて、それが良いところなのは、「トップ・ガン」と対照的。
愛の嵐
73・伊・117分
(監・脚)リリアーナ・カヴァーニ、(出)ダーク・ボガード、シャーロット・ランプリング
もとナチス親衛隊だった男が、収容所にいた頃出会った女と再会した。女が彼の秘密を握っていることを知りつつ、二人は危険な恋にのめり込むのであった。
女の反応がきついが、まあそれは大目に見ても、いきなり閉じこもってしまうのは理解できないし、もと親衛隊との関係も理解に苦しみ、最後は???が出てきました。
愛のめぐりあい
95・仏、独、伊・110分
(監・脚・原作)ミケランジェロ・アントニオーニ、(監・脚)ヴィム・ヴェンダース、(出)ジョン・マルコヴィッチ、ソフィー・マルソー
4つの短編恋愛物語を、映画監督が旅をしながら語る。
4つの恋愛物語(ミケランジェロ・アントニオーニが監督)が平行してつながりなく描かれているのに少々戸惑ったし、その内容自体悪いとは言わないが短編じゃ限界がある。ただマルコヴィッチ演じる監督の話(ヴィム・ヴェンダースが監督)はいかにもヴィム・ヴェンダースっぽいし、全体を通してヨーロッパの風景が描かれていたので、相当前(14年前)に行ったヨーロッパ旅行をふと思い出して懐かしかった。ついでにソフィー・マルソーちゃんのぷりぷりおしりも見られたし。
愛の風景
92・スウェーデン・180分
(監)ビレ・アウグスト、(脚)イングマール・ベイルマン
神学校に通い将来牧師になる青年と、お嬢様育ちの女の子が付き合い始めた。家族の反対やお互いの性格からさまざまな問題が起こるが、なんとか結婚。しかし結婚生活もお互いの考えの違いから問題続きだった。
映像はきれい。内容は夫婦の確執を描いていて、暗め。ベイルマンが両親をモデルとして脚本を執筆し、やたらと意固地な(良く言えば信念を曲げない)男とわがままな女が主人公で、そこまでやるのかと思えるところもある。こんな両親だから大物が育ったのかと思うと興味深い。
I LOVE ペッカー
98・米・87分
町の人の写真を撮るのが好きな高校生ペッカーの作品がアートギャラリー関係者の目にとまり、彼は個展を開く事に。しかしそれが思わぬ波紋を広げる。
ストーリーに全く興味がもてません。主人公はただ写真を撮っているだけで、具体的に写真についての話が全くない。彼女と町の人の反応もうそ臭く、女性の陰毛をたいした意味もなく映すところで、完全に見る気が失せた。
アインシュタインの脳
94・英・65分
アインシュタインの脳を研究している大学教授が渡米し、アインシュタインの脳の在りかを探す、ドキュメンタリー。
C級のドキュメンタリーというか、旅行記。それにしても英語がヘタクソ。
アウト・オブ・サイト
98・米・123分
(監)スティーブン・ソダーバーグ、(出)ジョージ・クルーニー、ジェニファー・ロペス
銀行強盗犯が脱獄した。それを追っていた女性警官に恋した犯人は彼女にアプローチすると同時にダイアの強奪も企てる。
無理ありすぎ。なんとなく見るならテンポはいいし、ジェニファー・ロペスがかわいいので見られなくはないが。
アウトサイダー
83・米・93分
(監)フランシス・F・コッポラ、(出)マット・ディロン
裕福な若者のグループと下層社会の若者のグループが対立していた。そして喧嘩の際、殺人事件が起きてしまう。
グループの対立を中心に若者の姿を描いた、ありがちな物語。若者達の熱い姿は、こちら側まで伝わってこなかった。「ウエスト・サイド・ストーリー」が好きなら、これも面白いかも。トム・クルーズが出ているが、ヒャーッホーと叫んでいるだけ。
アウトブレイク
95・米・128分
(出)ダスティン・ホフマン、モーガン・フリーマン、キューバ・グッデイングJr.
アフリカの小さな村で、感染すれば確実に死に至るという伝染病が発生した。その調査のため派遣された専門家は、村民が死んでいくのを見ているしかなかった。しばらくのち、その病気が猿を介してアメリカに襲いかかった。専門家は必死に対処法を探すうち意外な事実に出くわす。
つくりは普通だが、内容がいかにもありがちな展開に終止していて、伝染病の恐怖が伝わってこなかった。きっちり良いものを作らないことには、巨大クモのような分かりやすいもの以下の迫力になってしまう。
アウトロー
76・米・136分
(監・出)クリント・イーストウッド
家族を北軍のならず者に殺された男が、南軍として従軍した。しかし戦局は南軍に不利となり、皆が降伏したあとも、一人復讐のため戦うのであった。
つくり自体は普通だが、内容が役人から追われつつ、極悪人に復讐するだけの話で、こういったものが好きな人でないと面白いとはとても言えない。
青いドレスの女
95・米・101分
(出)デンゼル・ワシントン
1948年のロサンゼルスに住む失業中の男が、仲間から少々怪しい仕事の話を聞く。それは人探しの依頼で、金に困っていた男は引き受けるが、それがトラブルの原因になる。
中身は古典的な探偵サスペンスもの。次どうなるの?と期待させ、大きな謎はないものの飽きることなく見ることが出来た。
赤ちゃん泥棒
87・米・95分
(監・脚)ジョエル・コーエン、(出)ニコラス・ケイジ、ホリー・ハンター
刑務所の刑務官の女性に恋した囚人が、改心して彼女と結婚した。しかし彼女は不妊症で、彼らは五つ子の一人を盗むことにした。
大人向きとはとても言えないコメディドラマ。コーエン兄弟だが見る価値無し。
アギーレ 神の怒り
72・ドイツ・93分
(監)ヴェルナー・ヘルツォーク、(出)クラウス・キンスキー
黄金の都エルドラドを探し求めて南米に降り立ったスペインの探検隊が、さまざまな困難に直面する。そして本隊と別れたのち、スペイン国王に反旗をひるがえすが・・・
南米現地で現地の人を多数出演させ映画を作るということが驚きで、それもドイツ人監督というのは、当時びっくりだったのは想像できる。また、「フィッツカラルド」もそうだが、この映画も映画制作自体が無茶な冒険で、そういう無茶で不安な様子が画面に出ている点は良い。
内容自体は特別なことがあるというほどでもないので、一般の方にお薦めしたいという映画ではないが、こういう映画が今後も出てくることはあんまりなさそうなので、点数は高く満点を付けます。
ただ、「フィッツカラルド」の方がいいので、最初は「フィッツカラルド」をお薦めします。
秋のソナタ
78・スウェーデン・92分
(監・脚)イングマール・ベイルマン、(出)イングリッド・バーグマン
長年会ってなかった母を家に呼んだ娘が、愛情のない母に心の中をぶちまける。
後半恨みつらみがずっと続いて、うんざりした。
悪徳の栄え
62・仏・107分・白黒
(監・脚)ロジェ・ヴァディム
ナチス占領下のフランスで、レジスタンスの男が捕まった。その花嫁だった女は、ナチスの将校の愛人をしている姉の元に助けを求めるのであった。
サドの「悪徳の栄え」「美徳の不幸」をナチス占領下のフランスに置き換えたドラマ。本を読んだことがないので何とも言えないが、映画の内容は、途中将校が変わったり、妙な館に行ったりと消化不良気味。
悪魔の棲む家
79・米・119分
以前殺人事件が起こった家を格安で買って住み始めた夫婦が、謎の現象に襲われはじめる。
後半にいろんな事をやりすぎて、前半とは違った系統になっている。全体的なつくりは良く、一昔前の頑張っている映画といったところ。
悪魔を憐れむ歌
97・米・125分
(出)デンゼル・ワシントン
自ら捕まえた男の死刑に立ち会った刑事が、死刑にされた男と同様の殺人事件に遭遇する。それを調べるうち、犯人像が次々変わるということを見つけ出す。
犯人が変わっている刑事サスペンス。変わった設定の割に話の展開はきっちりしている。最後はどうなんでしょ。素直なほうが良かったと思うが。
明日に向かって撃て
69・米・110分
(監)ジョージ・ロイ・ヒル、(出)ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード
ユーモアに富む二人の若者が列車強盗や銀行強盗を次々と成功させたが、それもつかの間、彼らの逮捕のため一流の追跡隊が結成され、しぶとく彼らを追いつめるのであった。
はじめの30分は上滑りの強盗の話で、歌を歌い始めたときは閉口したが、追われてようやく面白くなった。役者二人の魅力が何より大きいし、緊張の中でのユーモアはとても良い。ただ、名作と言われているこの映画の、うわべだけというか、危ない場面でのユーモアだけに注目して気楽につくられた映画がこの後噴出したことを考えると、良くない影響を多く与えているとも思える。ゆえに点数は厳しめ。原題は登場人物二人の名前で、邦題はよくぞこのタイトルを付けたものだ、えらい。
アダムス・ファミリー
91・米・100分
(出)アンジェリカ・ヒューストン、ラウル・ジュリア、クリスティーナ・リッチ
オバケの一家に、彼らの資産を横取りしようとたくらむ男が、長年行方が分からなかった彼らの叔父さんと嘘をついてあがりこんだ。
最初から最後までほのぼのした展開。また見た目のキャラクターは強烈でブラックコメディも悪くないが、CG全盛の今の目で見ると、手だけが動く程度では物足りない。
熱いトタン屋根の猫
58・米・108分
(監)リチャード・ブルックス、(原作)テネシー・ウィリアムス、(出)ポール・ニューマン、エリザベス・テイラー、バール・アイブス
ある事件がきっかけでうまくいかなくなってしまった夫婦の、夫方の父親の誕生パーティーが催された。そのパーティーで父と息子は向き合うのであった。
「欲望という名の電車」のテネシー・ウィリアムスの、舞台の映画化。屋敷の中だけで話が進むのだが、主役ふたりがいいし、洗練された会話も良く、最初から最後まで隙がなかった。まあちょっと後半型にはまりすぎな感じもしましたが。
アトミック・カフェ
82・米・88分
(監)ケヴィン・ラファティ、ジェーン・ローダー、ピアース・ラファティ
核兵器に対する検証を、軍の宣伝フィルムや核実験の映像をもとに描く。
核兵器の愚かさというのは限度を超えていて、その愚かさを真面目に訴えても面白くない。ではどうするか、ということで核の実際の映像や、当時としては真面目につくられた軍のフィルムなどを組み合わせ、斬新な映像表現でこの問題を取り扱っている。ところで実際の兵士を動員して核爆発させた時なんて、上層部はどういう考えを持っていたのだろうか。無知としか思えないけど。そう考えると日本の原爆も普通の人は(政治家すら)大きな爆弾落とした程度にしか見てなかったのかも。ちなみにこの映画を見てマイケル・ムーアは弟子入りしたそうな。
穴
60・仏・123分・白黒
監獄に入れられた囚人が脱走を計画遂行する姿を描く。
ドキュメンタリーと思えるくらいの映画で、いろいろなことを味付けしたくなる誘惑に負けず、脱獄するだけに絞り、細部に渡って見事に作ってある。
あなたに言えなかったこと
95・米・90分
最近男と別れた女性が、そのショックから少々情緒不安定になる。そんな時電話で身の上相談のアルバイトをしている男と出会い、お互い惹かれていく。
何の話かと興味をもつに至らず、退屈。また時間が短いのにいろんな人に焦点を当てすぎ。車の運転手の考え事なんて何も関係無い。
アナライズ・ミー
99・米・104分
(出)ロバート・デ・ニーロ、ビリー・クリスタル
マフィアのボスが、不安が原因で体調を崩してしまった。そのボスを診ることになった結婚間近の精神科医は、彼のわがままに振り回される羽目に。
全体とすればぼちぼち見る事はできるが、物語の中心となっている主人公二人の会話が、デ・ニーロの方は脅すだけ、医者の方は困っているだけで、会話のテンポは良くても中身が伴ってない。また、コメディに必要な細かなこだわりがほとんどなく、脚本のまま映像にしたといった感じがする。
アニー・ホール
77・米・93分
(監・出)ウッディ・アレン
コメディアンとして活躍している男が、ひとりの女性と出会う。二人は恋に落ち、一緒に暮らし始める。しかしうまく行かず、一旦は別れたが、また寄りをもどした。しかし、またうまく行かなくなってしまう。
ウッディ・アレン節の本元といったところ。カメラに向かって話し掛けるところや、通行人に話しかけて応答が帰ってくるところ、昔の話に割り込んだり、画面を分割したりと、変幻自在なつくりになっている。彼の性格が存分に発揮された会話も素晴らしい。
アニーよ銃をとれ
50・米・107分
(監)ジョージ・シドニー
銃を撃つのがうまい女の子が劇団の一座と共に旅に出ることになった。そして彼女は一座のスターの男に恋をするが・・・。
主役はおばちゃんだし、男の方も腹が出てるし、ダンスのないミュージカルがほとんどで、面白味を感じなかった。昔の映画でそれなりに金がかかっていそうなので、お情けの星一つ。
アパートの鍵かします
60・米・121分
(監)ビリー・ワイルダー、(出)ジャック・レモン、シャーリー・マクレーン
会社の上司の情事のため自分の部屋を貸して出世をもくろんでいた男が、ひとりの女性に恋してしまう。
後半は何が起こるのか予想できて、恋愛ドラマにありがちなだるさが出てきたのは残念だが、全体としてはうまくまとまっている。シャーリー・マクレーンがとてもかわいいのだが、歳をとった彼女とこの映画の彼女とが結びつかない。
乱暴者(あばれもの)
53・米・79分
(監)ラズロ・ベネディック、(出)マーロン・ブランド、メアリー・マーフィー
小さな町にバイクに乗った若者の集団がやって来た。彼らのわがままな振る舞いに町の人は怒り、リーダーの男を捕まえるが、それがさらに問題を大きくしてしまう。
若者と大人の対立を上手く描いていて、どちらの行動も納得でき、狭間に立たされた女の子の描き方もいい。また、バイクの集団は確かに迷惑行為をしているものの、今見ればおとなしい感じすらする。ただこれ以上暴力なり嫌がらせ行為を描くときは、それなりの配慮というかバランスを考えないと、最後すっきりした形で終わることは難しいような気がする。別にすっきりさせるだけがいいとは思いませんが。
それにしても、親を知ったときのマーロン・ブランドの顔、日本なら、まじかよ、ってな言葉をそのまま表現しているね。
ア・フュー・グッドメン
92・米・138分
(出)トム・クルーズ、ジャック・ニコルソン、デミー・ムーア
海軍の寄宿舎で死亡事件がおこった。容疑者となった黒人海兵二人の弁護士チームは、この事件に軍の上層部が関与しているのを知る。
最初から最後まで軍事裁判というのは見ていてちょっとつらい。つくりと豪華俳優は悪くないのだが、トム・クルーズの役柄と組んだ弁護士が女性というところがいかにも取ってつけたように見えた。
アフリカの女王
51・米・105分
(監)ジョン・ヒューストン、(出)ハンフリー・ボガード、キャサリン・ヘップバーン
ドイツ軍によって夫の命と住む場所を奪われた女性が、おんぼろ船の船長を引き連れて、ドイツの軍艦を沈めようと立ち向かう。
ボガードとヘップバーンの演技は見事。昔の映画で細かい映像に難はあるが(それがなければ満点)、そのほかは良く出来たほのぼのアドベンチャードラマ。アフリカの女王とは船の名前。
アベンジャーズ
98・米・89分
(出)ショーン・コネリー、レイフ・ファインズ、ユサ・サーマン
天候を自由に操ることが出来る装置の開発者が、それを災害兵器として使うと各国を脅し、金を要求し始めた。それを阻止するため英国諜報部員が送り込まれた。
漫画のような内容と映像。時間が短いので、テレビで漫画でも見ているようなかんじで見終わった。おしゃれな会話が好き。
甘い生活
60・伊・174分・白黒
(監)フェデリコ・フェリーニ、(出)マルチェロ・マストロヤンニ、アニタ・エクバーグ、アヌーク・エーメ
作家になることを夢見ながら地方からローマに出てきた男が、今はタブロイド紙のゴシップ記者として働いていた。そしてハリウッドスター女優のために取材をする事になったが、彼女のわがままにほんろうされる。
この映画の物語というのは、計算された以上のものがでる、というのが分かっていて、それを楽しんでいるといったところがあるね。さらにイタリア人でもてると男と、日本人のもてる男との雰囲気の違いも良い点だろう。
甘い毒
94・米・110分
(監)ジョン・ダール
悪妻が夫に医療用麻薬を密売させ、そのお金を持ち逃げした。そして田舎に逃亡したのだが、そこでも出会った男を利用し悪事をはたらこうとする。
「死ぬまでに観たい映画1001本」の中に入っている。ただ、つまらない。最近の映画の中には、なんでこの一本を入れたのだろうというのが結構はいっていて、あんまりあてにならないが、昔の映画のなかには観たいのがたくさんある。ただほとんどがアメリカ以外の映画で、日本ではなかなかお目にかかれないものばかりだが。
アミスタッド
97・米・155分
(監)スティーブン・スピルバーグ、(出)モーガン・フリーマン、アンソニー・ホプキンス
1839年アミスタッド号に乗っていた黒人奴隷が、自分たちは殺されるという噂を信じ反乱を起こし、船員を殺害し船を乗っ取った。しかし船は取り押さえられ、黒人たちは裁判にかけられることに。しかしスペイン船籍だったことからスペインが奴隷の返還を要求、問題がややこしくなる。
奴隷をめぐる裁判もの。実話に基づいているがなじみがうすく、面白いとまではいかなかった。つくりは良い。
雨に唄えば
52・米・102分
(出)ジーン・ケリー、デビー・レイノルズ、シド・チャリシー、ドナルド・オコーナー
サイレント映画の人気男優と女優の二人は、世間から見れば理想のカップル。女優の方はその気があるが、男優のほうはわがままな彼女にうんざりしていた。そんななか音の入った映画が出てきて彼らもそれに出ることになるが、女優の方の声はイメージを壊すものだった。
ドラマと音楽と躍り、どれをとっても楽しい。雨で唄う場面の最初の「トゥビドゥ・・・・」というところのわくわく感もたまらなく好き。またサイレントから音いり映画になってあんな仕事がはやったというのも当然のことながら、思いつかないところだ。
嵐が丘
92・英・105分
(監)ピーター・コズミンスキー、(出)ジュリエット・ビノシュ、レイフ・ファインズ、(音楽)坂本龍一
嵐が丘に建つ屋敷の主人が身寄りのないジプシーの少年を連れてきて、養子として育てることにした。しかし屋敷の息子は彼を毛嫌いし、召使い扱いした。一方娘の方は彼に恋心を感じるのであった。
有名文学作品の映画化。つくりは可もなく不可もなく、特徴もないというか、内容を変えられないからどうしようもない感じがする。途中のレイフ・ファインズの独り言の場面が、地獄を見た男の独り言で、とても文学的だった。そのような文学的なものを取り入れるために、本の文章をどんどん入れる、朗読しまくりという風でないと、このような物しかできなさそう。
ある愛の詩
70・米・100分
父と絶縁状態にある大富豪の一人息子と、普通の家庭の女の子が大学で出会い、恋に落ちた。二人はさまざまな困難を乗り越えつつ愛をはぐくんでいくが・・・。
原題は「LOVE STORY」。何とも大胆。で、内容は地味だが展開が速いドラマで、しっかりと二人の性格や生まれ育ちを描いている。主題曲は誰もが1度は聞いたことがあるはず。
ある女の存在証明
82・伊、仏・130分
(監・脚)ミケランジェロ・アントニオーニ
映画監督の男が次の映画の主演の女性のイメージを探していた。そんな中、付き合っていた女に関連して脅迫を受けた。
最初はまあまあだったが、半ばに何の前触れもなく女が登場するのには困惑。そして話は一体どこへ?タイトルは素晴らしく、それでビデオ屋に並んでいるのだろう。
アルマゲドン
98・米・150分
(監)マイケル・ベイ、(出)ブルース・ウィリス、リヴ・タイラー、ベン・アフレック
巨大流星が地球に向かって飛んできた。このままでは地球に衝突し、人類に壊滅的損害を与えてしまう。それを阻止するため、隕石に乗りこみ穴を深くあけ、核爆弾を内部で爆発させるという作戦を実行することになった。そこで世界一うまいボーリング(穴あけ)技師である男と、その仲間を派遣することになった。
最上級のエンターテイメント。何と言ってもリブ・タイラーが可愛い。また隕石が落ちてくる可能性がごくわずかながらあるわけで、そのわずかな可能性がこの映画を面白くしている。ま、こんな方法で防げる可能性はないけど。
或る夜の出来事
34・米・105分・白黒
(監)フランク・キャプラ、(出)クラーク・ゲーブル、クローデット・コルベール
富豪の娘が結婚のことで親と仲違いして家出した。その娘と偶然であった新聞記者の男が、彼女のことを記事にしようと、一緒に旅をすることに。
ラブコメといったらこの一本というくらいの作品で、主役二人のやりとりが楽しい。話の内容自体は王道といった感じなのだが、二人とも反抗的という点は、映画のキャラクターとして注目していいような気がする。
暗黒の恐怖
50・米・96分・白黒
(監)エリア・カザン、(出)リチャード・ウィッドマーク、ポール・ダグラス、ジャック・パランス
密入国してきた男が、ペストにかかっていた。それを知った保険局員と警察は全力で封じ込めにかかるが・・・。
登場人物の描かれ方が、仕事によってその人物の人格形成がなされるといった感じで、ビジネスの厳しさと簡潔さが漂っているところが面白い。またその仕事の対立を中心に話を進めており、警察との対立はもう少し描き切れていないが、悪役の男はとても印象深く描かれている。特に逃げているとき普通に話しかけられるところなんかは、コメディとしても使えそう。ペストに関するところは、ゆるい感じがぬぐえないが、仕方ないか。
暗殺の森
70・伊・110分
(監・脚)ベルナルド・ベルトルッチ
インテリの男がファシストになり、以前教わっていたことのある、反ファシスト活動家の哲学教授の暗殺を命ぜられた。しかし教授の妻に恋してしまい、暗殺をためらうようになる。
つくりはとても良いのだが、主役の男のいつも平静を装っているのと、必ずしも物語が進んでいっているようには思えない話もあり、どうも物語に入って行きづらかった。またダンスのシーンなどは作りすぎのように思えるし、最後も一体誰か分かりづらい。
アンダーグラウンド
171分・95・(仏・独・ハンガリー)
(監・脚)エミール・クストリッツァ
第二次世界大戦中、ユーゴスラビアの首都ベオグラードにドイツ軍が進駐した。武器商人の男は地下に多くの人を隠れさせ、彼らに武器を作らせては売っていた。そして時が過ぎ戦争が終わったにも関わらず、彼は地下の人にはそのことを告げず、相変わらず武器を作らせていた・・・・。
普通の感覚の映画ではない。悲愴になる場面でも、とにかくドタバタしてそれを乗り越えるという、聞いたこともない覚悟をした映画。特に最後の火の玉がぐるぐる回るという感覚はすごすぎる。ただやはり、登場人物の感情面や話の内容にどうもついて行きづらい場面や、武器商人の善人っぽいのに極悪人というところに少々とまどった。またチトーの時代というのは、どんな時代だったのだろう、この映画を見ると抑圧されていたという風に見えなくもないが。
アンタッチャブル
87・米・119分
(監)ブライアン・デ・パルマ、(出)ケヴィン・コスナー、ショーン・コネリー、アンディ・ガルシア、ロバート・デ・ニーロ
禁酒法下のシカゴで暗躍するギャングのボス、アル・カポネを捕まえるため、エリオット・ネスは正義感に燃える仲間を集め、取締りを始める。
この題材で出来る限り面白いエンターテイメント映画を作ろうとして、内容がお決まりっぽい感じはあるものの、しっかりしたものが出来ている。
アンツ
83分・98・米
(声)ウッディ・アレン
女王に恋した働きアリが、兵隊アリに混じって戦争に参加し、大活躍する。そして女王と知り合いになれたのは良かったが・・・。
ウッディ・アレンのいつもやっているような役を、アリで再現するのはさすがにきつい。というかウッディ・アレン本人の顔がちらついてしょうがない。映像面も表情が硬く、不十分の出来。
アンディ・ウォーホルを撃った女
95・米・105分
レズビアンで男など不要だと考えていた女性が、その考えをアンディ・ウォホールに分かってもらおうと、付きまとい始めた。
心の病気をもった女性の物語で、奇妙な考えと孤立している姿は理解できるが、興味が持てるというところまでいかなかった。ただこういった人をきちんと描いている点は評価したい。
アンナ・カレーニナ
97・英、米・108分
(出)ソフィー・マルソー
結婚して子供もいるアンナ・カレーニナが、若い青年将校と出会い、恋に落ちてしまう。しかし許されるものではなかった。
アンナ・カレーニナって冷たい美人という印象があったが、演じるのはソフィー・マルソーで、あってないようにも思えたが、見てみると、違和感はなかった。アンナ・カレーニナの落ちぶれていく様子と、ぴちぴちさのなくなったソフィー・マルソーの落ちぶれ具合が重なって見えたのは、気のせいだろうか。
アンネの日記
59・米・150分・白黒
(監)ジョージ・スティーヴンス、(出)ミリー・パーキンス、シェリー・ウィンタース、ダイアン・ベイカー
ナチスのユダヤ人迫害から逃れるため、屋根裏で他の人と共に隠れ住むことになったアンネの姿を描く。
「アンネの日記」を読んだことがないので実際のことは何も知らないが、映画を見ても実際どうなのか分からない。やたら大声で騒いでいるし、部屋での出来事もいかにも嘘っぽい。そういった細かな点を抜きにしてというか、劇っぽいものとして見れば見られなくもないだろうが。
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