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ザ・シューター 極大射程
(監)アントワーン・フークア、(出)マーク・ウォールバーグ
かつて国のためにスナイパーとして戦っていた男も今は引退し、人里離れた山奥にひとり住んでいた。そんな男のもとに、彼のスナイパーとしての腕を見込んで、大統領暗殺計画を阻止してくれてとの申し出が来た。
このミステリーがすごい、とかいうランキングで堂々1位を獲ったというから観てきたよ。
出だしは宣伝文句に恥じぬテンポの良さと内容と思えたが、それでも少々エンターテイメント色が強く、ちょっと不安に。もう少し現実味を感じるつくりにして欲しいなあと思ってみていたら、だんだんと内容よりもアクション重視に。撃ちまくりの爆破しまくり。そしてミステリーはどこへ?
まあ、最初から最後まで飽きることなく観ることが出来たので、まずまずの出来ではあるが、どちらかというと必殺仕事人っぽい内容で、「ザ・シューター 必殺仕事人」の方が適切なタイトルのように思える。
また、本を読んでないので想像だが、後半の部分が本では紆余曲折があってサスペンスっぽいのだろう。映画では結局復讐するぞという一点に集約されすぎて、サスペンスでなかった。
ちなみに車いすのオヤジ、もうちょっと頑張ってくれるのかと思ったら、とってもお粗末な最後でした。最後をはっきり見せなかったから、生きているのかと思ったぞ。
スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ
07・121分
(監)三池崇史、(出)伊藤英明、桃井かおり、佐藤浩一、伊勢谷友介、香川照之、木村佳乃
小さな村に平氏とそれに対立する源氏の一族がやって来た。さらに流れ者の男もやってきて、お宝を探す抗争が始まった。
バキューン
ドテ
バシ
ビシ
バキューン
ヒー
バキューン
ドス
バキューン
が延々続く。
何で平家や源氏が出ているのか意味不明だし、流れ者を含めた3者の対立図というか、いい加減な対立関係に盛り上がるところがなく、内容はいいところなし。まあ、ある程度覚悟はしていたが。
それよりも、佐藤浩一、香川照之と日本を代表する役者が二人も出ていながら、見事にコケているという、そっちの方がすごい。もうちょっと出る映画を選別してほしいものだが・・・
ステイト・オブ・ウォー
05・アルゼンチン・100分
(監)トリスタン・バウアー
イギリスとアルゼンチンが戦ったフォークランド紛争から時がたったが、そこで戦ったアルゼンチン部隊の兵士達の心の傷は今なお癒えていなかった。
フォークランド紛争といえば、エグゾセミサイルがイギリスの船に大きな穴を開けて沈めたというのが一番印象に残っているが、地上戦についてはほとんど知らないし、ニュースにもなっていなかったと思う。さらにそれがアルゼンチン部隊の話となるといままで全く聞くことができなかったが、この映画はフォークランド諸島(アルゼンチン側からの呼び名は、マルビナス諸島)に上陸した兵士の話で、なんともみじめな、国としたらお粗末な戦争準備としか言えないようなことが描かれている。まだ敵が来る前なのに、具無しのスープを配っているなんて、信じられないくらいだ。
そんな哀れな状況に置かれた兵士の姿を描いていて、ほとんど戦ってないので盛り上がるという話ではないが、やられる方はこういう戦う前からものがなくて、何が何だかわけが分からないまま砲弾が飛んで来るという、そういうのが伝わってきて良かったです。
スパイダーマン3
07・米・139分
(監)サム・ライミ、(出)トビー・マグガイア、キルティン・ダンスト
ニューヨークを守るヒーローとして認知され、人気が出てきたスパイダーマンだったが、彼女との間は相変わらずぎくしゃくが続いていた。そんなとき宇宙から黒い物体が降ってきたり、全身砂の砂男が現れたりして、スパイダーマンに危機が迫ってきた。
スパイダーマンシリーズ第3弾。
今回は黒いスパイダーマンが登場という触れ込みだったが、実際のところ何だかよく分からない物体が降ってきたというだけで、話の中心になる敵というわけではなかった。また、相変わらず彼女とのすれ違いが話の中心になっているので、少々マンネリ気味。その本線にいろいろなものを付け加えて、まあまあの話に仕上がっているし、出来がいいので、面白かったかと言われれば、まあ面白かったと答えるが、盛り上がる場面はあまりないし、話も寄せ集めっぽい構成。
ちなみに黒スーツを着てノリノリになっている場面は馬鹿馬鹿しくて好きだが、全体的にそういう脇にそれ気味の話が多くて、時間が長くなっているような。
大日本人
07・113分
(監・脚・出)松本人志
とある任務を負った、ひとり暮らしで冴えない男がいた。その男のインタビューから始まり、次第に彼の仕事が明らかになっていく。
インタビューの部分は地味で、笑えるとか面白いとかいうのはほとんどない。ちょっと偏屈な男の話として聞いてくださいという感じ。また、松本人志を映しているだけなので、映像面の面白味はない。なのでだんだんとだれてくる。話している後ろで何か面白いことが起こるのではないかという期待もしたが、そういう配慮もなし。こんなんでいいのか?
主人公が変身して戦う場面はCGなのだが、これも違和感あり。なんであんな変な体型なのだろう。まあそれはいいとして、ここからはギャグ中心なので、ようやく期待していた感じに近づいた気もする。ただコテコテというか、分かりやすいギャグが多いし、CGだと松本の映像という感じでなくなる。
そしてラストの実写版。普通の映像とCGを分けた時点でまずいことが多いのだが、今回はラストにさらにゴタゴタ場面が入って、収拾不能で終了。固まっている観客が多数いました。
時に挿入される風景や、視聴率の話なんかは面白かったし、いままで観たことのない映画という松本の言葉通り変な映画だったりする点は評価したいが、ラストの締め方はさすがに納得いきませんでした。
長州ファイブ
06・119分
(監)五十嵐匠、(出)松田龍平、山下徹大、北村有起哉、三浦アキフミ、前田倫良
幕末の長州藩、海外の知識を得るため、幕府の禁制を破ってイギリスに密航した5人の若者の姿を描く。
渡航する5人のうち、のちの伊藤博文、井上馨は知っていたが、他の三人についてはあんまり知らなかった。この映画は最初5人で話は進み、そのあと伊藤井上が帰国したら、主に松田龍平君演じる山尾庸三が話の中心なる。だから幕末の動乱期を描いてないので、盛り上がるというほどではないものの、あんまり有名でないがこういう人もいたという地味な話としてみればまずまず。
つくりはしっかりとしていて、歴史物でここまでのものを作ったら、結構お金がかかりそう。最初から採算度外視?まあ長州ゆかりの人達の力添えがあればこそ出来た映画でしょう。
こういった映画が沢山出来て、それなりに客が入って、収支プラマイゼロくらいになって欲しいものだが、やっぱりきついか。つまんない映画には客が入るのにね。
ディパーテッド
06・米・152分
(監)マーティン・スコッセシ、(出)レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソン、マーク・ウォールバーグ、マーティン・シーン