バーバー 01・米・94分・白黒
(監・脚)ジョエル・コーエン、(出)ビリー・ボブ・ソーントン

散髪屋で雇われ、日々頭を刈るだけの毎日を送る男が、未来の洗濯機ドライクリーニングなるものの出資話を持ちかけられた。しかしそんな金などあるはずもない。そこである方法を考え付く。

「ブラッド・シンプル」をさらに発展させたような内容は面白いし、つくりももちろん良い。ただどうしても許容できない点が終わり付近にあったので、星半分減点。







バイオ・ハザード 02・米・101分
(出)ミラ・ジョヴォヴィッチ

巨大企業の地下研究施設で働いていた研究員が全員死亡した。その原因となった制御コンピューターを止めるためのチームが送りこまれたが、そこで待っていたのは罠やゾンビだった。

最初から最後まで迫力ある場面がつながっている。内容はサバイバルもので、この手のものとすればまずまずの出来。思ったほどゾンビゾンビしてなかった。ミラ・ジョヴォヴィッチの太ももにはさまれて死んだゾンビがうらやましかった。







ハイ・クライムズ 02・米・115分
(出)アシュレイ・ジャッド、モーガン・フリーマン

幸せな結婚生活を送っていた女性弁護士の夫が逮捕された。以前彼が軍にいたときに犯した罪で捕まったのだが、彼は冤罪を主張、妻は夫の無実を信じ軍事法廷に詳しい男と組んで、裁判にのぞむ。

典型的な米国のペーパーブック・ベストセラーサスペンスといった内容で、前半から中盤にかけては見え見えの展開ながらもきっちりとしたつくりと内容で緊迫感はあった。しかし最後はむりやりで、筋が通らなくなっている。







8人の女たち 02・仏・111分
(出)エマニュエル・ベアール、カトリーヌ・ドヌーヴ、イザベル・ユペール、ファニー・アルダン、ダニエル・ダリュー

主人に関連のある女性8人が泊まる屋敷で、主人が殺された。犯人は誰なのか、歌を歌いながら彼女達の素性が次第に明らかになっていく。

一発ギャクで一世を風靡、といった内容の映画。中身は?と尋ねられると困るほどだが、楽しい。それにしてもメイドを演じたエマニュエルちゃんは歌が下手だ。ちょっとショック。







華の愛 遊園驚夢 00・中国・120分
(出)宮沢りえ

金持ちの愛人として囲われることになった歌姫の姿を描く。

宝塚もびっくりのストーリーのなさ。りえちゃんの演技は良い。だが吹き替え。







ハリー・ポッターと秘密の部屋 02・英・161分
(出)ダニエル・ラドクリフ

ボグワーツ魔法学校の新学期が近づいてきた。そんな時妖精がやってきて学校に戻ると危険な目に会うと警告してきた。そして学校では生徒が石になるという事件が起こる。

前作よりもテンポ良く物語がつながって、だれるところはなかった。また前作で慣れたのか、馬鹿らしいところやお決まり過ぎる登場人物なども気にならず楽しめた。







ピアニスト 01・オーストリア・132分

ウィーンの国立音楽学校の教授をしている女性のもとに、一人の若者がやってきた。ピアノの腕は文句なく、彼は彼女の生徒となったが、彼の目的は彼女と付き合うことだった。

フランス映画でこの内容、いかにもダメそうだが、中盤まではしっかりした音楽とプロのピアニストになるための厳しさが伝わってきてとても良い。後半話はえらいところにいってしまい、あそこまでやるとやり過ぎに思えた。風呂場でどこをどう切っていたのか、気になる。







光の旅人 K−PAX 01・米・121分
(出)ケヴィン・スペイシー、ジェフ・ブリッジス

精神科の病院に、自分は地球から遠く離れた星K−PAXから来たという男がやってきた。周りの患者に不思議な勇気を与える彼を、医者は詳しく知りたいと思い始める。

謎の男と医者を中心に「カッコ−の巣の上で」っぽいところも混ぜながら、きっちりと物語が進んでいくのだが、後半のオチのところと最初のバランスが悪いように思えた。







ビューティフル・マインド 01・米・136分
(監)ロン・ハワード、(出)ラッセル・クロウ、ジェニファー・コネリー

数学のことで頭が一杯で風変わりなやつと見られていた大学生が、新たな理論を見つけ出し一躍天才数学者として有名となった。そして研究所で働き始めたが、何かが狂っていた。

天才と狂気という迷信がくっついている人を描いている。大学時代はまずまずだし、働き始めてからの様子も緊迫感がある。が、映画自体が迷信から抜けきれていないというか、迷信をあえてまとわせているためか、典型的な天才はこうですよ、みたいな映画になっている。最後ジェニファー・コネリーは、これ以上の老けメイクは嫌だとダダこねたのでしょうか。ラッセル・クロウの主演男優賞はいいとして、ジェニファー・コネリーがアカデミー賞助演女優賞、本作が作品賞と監督賞と、典型的なアカデミーハズレ年。







ヒューマン・ネイチュア 01・米・96分
(脚)チャーリー・カウフマン、(出)ティム・ロビンス

幼いときから森の中で育った男が発見された。その彼に人間の生活を教え込もうとする研究者と、猿のように毛が生えてきた女性の、人間の生活に慣れるようになるための努力をコミカルに描く。


設定の割にはこじんまりしたところに落ちついてしまった内容で、それ自体は悪いとは言わないが、どうせならもっと無茶をするなり、強烈な皮肉をいれるなりして欲しかった。B級っぽいのりでみれば満足できる出来。










不実の愛、かくも燃え 00・スウェーデン・154分
(監)リブ・ウルマン、(脚)イングマール・ベイルマン

静かな海辺の家で暮らす老人が、過去の不倫とそれに伴う不幸を回想する。

どろどろの不倫関係から皆が不幸になっていくという暗い話で、ベイルマンならではというか、普通の監督では映画にならないだろう、暗すぎて。あんまり話に特徴もないし、主役の女性にも華がないしで、私は面白くなかった。









ブラックホーク・ダウン 01・米・145分
(監)リドリー・スコット、(出)ジョシュ・ハートネット、ユアン・マクレガー

1993年10月アフリカのソマリアで、敵の司令官を捕まえるために米軍の特殊部隊がヘリコプターで出撃した。しかしそのヘリが敵の真中で墜落、救出に向かった部隊も含めて大混乱の戦闘が始ってしまう。

迫力満点の戦闘映画。しかしこの戦争の真実を語る、とか言っておきながら、最後の米軍と敵の死者の数の違いに唖然。映画の中ではほぼ同等の火力で戦っていたのに、嘘だったのか。最後に言っているだけましだが、さすがに良心がとがめたのだろう。それで星半分減点。








ブラッド・ワーク 02・米・110分
(出)クリント・イースト・ウッド

心臓の持病のためFBIを辞めた男のもとに一人の女性が現われ、彼女の姉の命を奪った犯人を捕まえて欲しいとの懇願をした。もう引退したからと断った男だったが、姉の心臓が彼に移植されたことを知り、最後にもう一仕事する決心をする。

話の展開は良いし、謎をひとつひとつ探っていく姿も良い。ただ最初のシーンのもたもたしているところや、最後の少々あっさりしすぎなところ、犯人の動機は物足りない。








プリティ・プリンセス 01・米・115分
(出)アン・ハサウェイ

普通の女子高生が、実は一国のプリンセスだった。そんな事実を告げられ戸惑う彼女の姿を描く。

最初のうちは無茶なことが多く、この調子だと厳しいと思って見ていくうち、だんだんと物語の内容とコメディの程度が良くなっていった。ただ坂は自分で登りましょう。







ブレイド2 02・米・118分
(出)ウェズリー・スナイプス

ヴァンパイアをも餌食としゾンビのようにしてしまう怪物が増え始めた。そこで宿敵だったヴァンパイア・ハンターの男と、ヴァンパイアの先鋭部隊が一時手を結び、世界制覇をもくろむ男を倒すことに。

前作より派手になっている。内容自体はとりたてて良いところはないが、強敵が出てきて宿敵が疑いつつ手を結ぶというところは、うまく働いている。訳の分からない強敵ではあるが。







プレッジ 01・米・123分
(監)ショーン・ペン、(出)ジャック・ニコルソン

冬は雪深い田舎町の有能な刑事が定年退職の日を迎えた。しかしその日に幼い少女が殺された。彼は家族と犯人を捕まえるという男の約束をする。

犯人を捕まえるサスペンスというより、引退した刑事の姿を描いていて、そのトーンは好きだが、被害者家族の無理強いっぽいところは興ざめするし、話の流れも出来すぎに感じるところがある。







プロフェシー 02・米・118分
(出)リチャード・ギア

妻が交通事故で死んでから2年後、新聞記者の男はどうやってそこについたのかの記憶が無いまま見ず知らずの町にいた。そこでは最近奇妙な出来事が起こっており、それと妻の死と関連があるように思えてくる。

原題は「MOTHMAN PROPHECIES」で訳すと、蛾男の予言。何のことか分からないが、内容も今ひとつピンと来ない。簡単に言えば宇宙人のようなやつが災害を予告していくという話になるだろうか。実際の事故の前にこの謎の姿を見たという話からヒントをえているのだが、予言が当たるだけに現実味は感じられず、ただただ出来過ぎているという印象を受けた。つくり自体はまずまず。









プロミス 01・(イスラエル、パレスチナ)・104分

紛争が絶えないイスラエルとパレスチナに住む子供たちの生活と、彼らへのインタビューを集めたドキュメンタリー。

ニュースでは聞くことがあっても、実際の生活となるとなかなか目にすることがないので、彼らの生活とそこに根付く恨みを目の当たりにして、世界の向こうの、おそらく一生訪れることのない地の現実が伝わってきた。また、どちらがどうだとはとても私の口から言えないが、罪のない人を殺せば、罪のない人が殺されるということを肝に銘じておかねばならないだろう。あと、神学校の子供はあれだけ勉強しているのに、何とも偏狭で不気味だ。











フロム・ヘル 01・米・124分
(出)ジョニー・デップ、ヘザー・グラハム

ロンドンで娼婦の連続殺人事件が起こった。その調査のため呼ばれた警部は、娼婦から情報を得ると同時に、アヘンに身を任せ犯人を推理していく。

久々の中世の探偵もので、まずまずのつくりと内容。ただサスペンス上級者には物足りないだろう。







ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ 01・米・92分

性転換手術を行い、身分を偽って東ベルリンを脱出したのは良かったが、手術自体は失敗で、ちんぽの名残の小さな突起が残ってしまった。米国に渡りバンド活動を始めるものの売れず、逆に彼の盗作をした男が売れてしまう。

歌の部分が多いのは置いとくとしても、話の流れがごちゃごちゃしている印象を受けた。裁判もどうなったのか不明だし。また感情を爆発させてばかりの主人公に興味を持てなかった。